電磁気の影響
投稿日:2013年5月26日
皆さんは、携帯電話をベッドの枕元に置いて寝ていますか?
大変、興味深い実験に関する記事が掲載されました。Wifiルーターのそばに置かれた植物は育たなかったという実験結果についてのものです。
デンマークのある学校の中学3年生の女子学生たちが、携帯を枕元に置いて寝た翌日には、授業に集中することが難しくなることに気が付き、実験を試みました。学校には、その実験をする科学装置が無いので、植物で実験しました。ひとつの部屋は、何もないところ。もう一つの部屋には、WiFiのルーターを2個置いたもの。
その植物の成長に違いがあったのか? 写真をしっかりと見てください。
ルーターのある部屋に置かれた植物は、全滅。
この実験の衝撃的な結果に基づき、女子学生たちは地域の科学実験大会で賞をもらい、科学者たちが本格的な実験をすることになったということです。
以前から、携帯電話の電磁気の脳への影響は、いろいろなところで叫ばれてきました。でも、いつも、確たる証拠はない、といつのまにかうやむやにされてきています。そのことを意識している人々は、できるだけ携帯電話は使わないとか、自分の頭から距離を置いて使うようにしているとか、子どもには持たせないということをしてきています。
マイクロウエーブもそうです。コピーマシンもそうです。私たちの周りには、電磁波がたくさんあり、できるだけそこから遠ざかるようにという警告が科学者から出されても、実際には、生活の中に入り込んでしまっています。
数年前に、盛岡中央高等学校で開催されたフォーラムの一環として、いろいろな国々から集まっている先生方の交流会の司会を依頼され、「教育とITの発達」というテーマでディスカッションを持ちました。その際に、ニューヨークにあるThe Masters Schoolという学校の当時の校長先生が言っていらした言葉がことさらに印象に残りました。
「今の世代の子どもたちは、ベッドルームがベッドルームでなくなってしまった。本来、眠るという静かなそして、とても大切な自分の時間に、携帯電話という特殊なマシーンがベッドルームに居座り、友達など他の世界の人々とのつながりに24時間支配されるようになってしまっている。このことが、どのように将来に影響するのかは今は誰もわからない。でも、とても心配である」という主旨のことでした。
ICETの場合には、生徒たちは、夜就寝する前には、リビングルームなどに自分の携帯やPCを置いて眠るということが基本であり、ホストファミリーにもその協力をお願いしています。実践されているお家もあれば、まったく無頓着なところもあります。生徒が望まないこともあります。
これは、電磁波の影響を避けるためというよりも、自分の部屋で夜遅くまでPCを使わず、きちんとした睡眠を取ることが目的です。生徒の中には、学習に集中するために自分の携帯機器を全部先生に預けるというようなケースもあります。でも、こんな結果が出てくると、電磁波に邪魔されない睡眠がどれほど大事かがわかります。
また、睡眠は、意識になくても、時々夢が私たちにいろいろ語りかけてくるように、人間の精神的な成長にとって脳が活動するとても大事な時間でもあります。その時間に、あえて体に害を及ぼすようなものを自分の意思で持ち込むということは、とても愚かな行為だということになります。
これは、満月の写真です。カメラのいたずらか、とても不思議なものが撮れました。
今回の満月は、地球と太陽と月が一直線に並ぶことで月食がおき、しかも、地球に最も近い距離にあるスーパームーン。夜明けにまるで月の光に呼ばれたかのように目が醒めたのですが、何かとても強いメッセージを発揮しているように感じられました。
もし、携帯電話をベッドルームに持ち込んでいるのであれば、電話の向こうの声やメッセージではなく、月からのメッセージに耳を傾けてみてはどうでしょう?
きっと、すてきなメッセージが聞こえてくることでしょう。
そして、あなたも月に向けて、たくさんの夢を馳せることができましょう。その想いが強ければ、きっと、夢が実現する時が来ましょう。
たとえ、時間がかかっても・・・・