成績表の見方

投稿日:2013年7月8日

日本とオーストラリアの教育がめざすところは、大きく違います。

めざすところが違うので、力を入れるところも、評価をするところも大きく違います。

オーストラリアの学校の授業では、次のようなことが大事な点とされます。

・ 積極的に発言する。

・ 積極的に先生の質問に答える。

・ わからないことがあったらすぐに質問し、明確にし、理解につなげる。

・ 与えられた課題に集中する。

・ ペアまたはグループで上手に学習する。

・ クラス全体のディスカッションに積極的に参加する(自分の意見や見解を出す・質問を投げかけて他の人が意見を出しやすいようにする・合意する・反対意見を述べる・新しい情報やデータを提供する等など)。

・ 提出物がある時には、その内容を確認したり、前もって計画案を相談したり、できあがりつつあるものをそれでいいかどうか確認したりする。

・ 先生との連携を蜜に保つ。

・ 先生のアドバイスをすぐに取り入れる。

以上のような姿勢が良い学習者として評価されます。

つまるところ、与えられるものをこなすのは当たり前。それ以上のものを自分が掴みに行く自主的、積極的な姿勢が学習者として求められています。

その上で、結果がよければ万々歳。仮に、あまり良い点数ではなかったとしても、本人の努力と姿勢がすばらしいものであれば、すばらしい学習者として誉められます。点数が高くても、姿勢がベストのものと見えなければ、努力不足、もっと伸びるはず、と判断されます。

個人の最高の伸び、最高のレベルに達して欲しいということなのですね。

学校が楽しいのは、それぞれの生徒が認めてもらえるところが、必ずどこかにあり、自分の姿勢次第で、自分が良い学習者として認めてもらえるからなのでしょう。点数がすべてではないのです。

日本の授業で有名な、授業中のいねむり?

そんなものは、ありません。オーストラリアの授業では。

 

 

 

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