Day of Hope
投稿日:2013年8月12日
土曜日の日本語のお手伝い、そして、Working Bee、どちらも主催者にとても喜んでいただけました。いい活躍ができて、良かったですね。
先週の始め、8月5日には、男子のみが参加したMen of Honourという研修がありました。16 歳、17歳にな る10年生の男子たちが、誇りを持ち、立派な男子として成長していくための講習でした。
その場には、女性の入場は無しということでしたので、残念ながら内容は、私にはよくわかりません。
今日は、女の子たちの番でした。
近隣の7、8校から10年生の女子生徒たちが500名ほど集まって行われました。
講師は、Glen Gerreynというクイーンズランド出身の方。
17歳で州の短距離走者の代表としてオリンピックを狙う存在であった絶頂期に病に襲われ、その後5年間絶望の時を過ごしました。障害者として政府からの援助でかろうじて暮らしているところに、ある日、友人が持ってきた本によって、突如、胸の内に燃え上がるものがありました。その本は、ネルソンマンデラの「自由への遠き道」でした。(因に、マンデラ氏は、ずっと病状にあり意識はもう昏睡状態にあるということですが、南アフリカの状況があまりにも一触即発の危うい状態にあり、彼の死によって暴動が起こるかもしれないということで、息を引き取らせてもらうことができない状態にあるという報道が時々流れます。27年もの若き日々を牢獄で奪われた彼が、死の旅に発つ自由すらも再び奪われてしまったかの状態は、マンデラ氏の、そして、南アフリカという国家社会の特異性を浮き彫りにしているような感じがします。)
一念発起したゲリン氏。若者たちが集うことができる場所を作りたいという夢を抱くようになりました。たまたま数名の十代の若者の自殺に向かいあうことになり、若者たちが気軽に集まれるところ、彼らを失意から救える場所を作りたいと思うようになりました。
ポケットにあるのは、障害者手当の2ドルだけ。空になっている倉庫を見つけ、オーナーに交渉しました。
「お金が無いから、無償で、この倉庫を譲ってほしい」と。
そうしたら、オーナーは、「キミの熱意と夢が気に入った。半年無料で貸してあげよう」と快諾。
いろいろな企業から補助を求めるために手紙を出しました。114社に出して、回答は、全部の114社からありました。どれも、寄付はできないという文面。
そこで考えたのが、まずは、その存在を知ってもらうためにパーティを開こうと。チラシの印刷代も、ディスクジョッキーも、すべてクレジット。そのクレジット代を返金するためには、最低250人を集めなければならない。そんなに集まるだろうか。。。
という感じで開催したパーティの出席者は、10倍の2500人。新聞に取り上げられ、ここから、彼の運命は、急激に変わっていったというイントロで今日の研修は始まりました。
内容については、また、明日に。