3学期最後の週
投稿日:2013年9月16日
3学期は、残すところ今週いっぱいとなりました。
12年生は、今週で学校が終わります。12年間の長い長い学校生活に幕が落とされます。10月半ばまでは試験休み。現地の生徒たちは、HSCという卒業試験に向けて全力投球です。ICETの生徒たちは、それと平行して日本の大学の受験があります。この時期を残り超えることができたら、あとは、自分が本当に望むものを選択していける人生が待っています。あとわずか。がんばれ、がんばれ。
そして、10月半ばから11月までは卒業試験です。それが終わったら、高校生活のすべてが終わりです。あとは、大学が始まるのを待つのみ。
そんな中で今日、12年生のバスケット部の生徒とDHSの先生方の対抗試合がランチタイムにありました。まあ、熾烈な試合でした。12年生が冷静なのに、先生たちは、相当に燃え、ころんだり、突っ込んだり。生徒のシュートが決まれば、見物の人々は大喝采。先生のシュートだとブーイング。ツカサ君のシュートが決まるたびに、会場は割れるようなうねりとなる大大喝采。彼のDHSでの3年間の最後を飾る特別な時間でした。きっと、数々あった試合の中でも忘れられないひとつとなったことでしょう。
11年生は、先週、今週と、11年生最後の考査の真っ最中です。最後の試験は、木曜日のBusiness Studies. それが終わったら、2週間の休暇。12年生に進級する前の最後ののんびりできる休暇です。残りの試験、がんばってくださいね。
10年生は、今週水曜日からカウラに旅に出ます。
カウラは、オーストラリアの中で日本にとって、日本人にとって、とても特別な意味を持つ場所です。
もし、カウラの名前を始めて聞かれる読者の方々は、
土屋康夫著「カウラの風」、中野不二男著「カウラの突撃ラッパ 零戦パイロットはなぜ死んだか」などをお読みくださることをお勧めします。
また、「あの日僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった」という映画もあります。その概要は、http://www.ntv.co.jp/cowra/ でご覧いただけます。
生徒たちは、先週、今週と、カウラで戦時中に起こったできごとを学習し、「生」とか「死」とか、国家とか戦争、教育、価値観、思想、時代、友情、人としての道などなど、いろいろなことを考える機会を持ちました。
カウラは、この頃、桜祭りと呼ばれる行事があります。日本庭園には、3日間で約1000人を超える小学生や中学生たちが全国から旅してきます。19日には、丸1日、300人の子供たちに日本文化を紹介するお手伝いをすることになっています。
本当に一生懸命に、見事にいろいろなことができる生徒たちですので、その役目を立派に果たすことでしょう。
唯一、心配なのは、お天気です。今までずっと快晴だったのに、昨日から雨。300 キロ余離れたカウラでも雨が降っていて、予報はあまり芳しくありません。
どうぞ、3日間がお天気でありますよう。