文学と読書のアセスメント

投稿日:2013年10月15日

「Literature and Reading (文学と読書)」という科目があります。

この科目の中で、生徒が簡単な芝居をすることになりました。ストーリーに沿って、役柄を演じるものです。ストーリーのプロットが倫理観を問うもので、内容はとてもおもしろいものです。

でも、ただ、それをするだけでは面白くないので、ICETの生徒が英語で、そして、DHSで日本語を習っている生徒が日本でするのはどうだろうか、そして、それぞれに練習の段階で協力したらどうだろうか、そうなれば、交流という意味でも大いに価値がある、ということで、その計画が、カレー作りの合間を縫って、コロコシアン先生から生徒たちに発表されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

5つのストーリーから自分が演じたいものを選び、グループを作るためには、DHSの生徒、あるいは、ICETの生徒を含めることが条件です。

ストーリーは、次のようなものです。

① 車を借りたい息子、それを拒むお父さん。車を購入するためにハイスクールを中退して仕事に就くという息子。それはならないというお父さん。そこに調停に入るお母さん。息子は、結局、怒って夜の町に出てしまう。

② 毎日学校に遅刻する生徒。ある日、代替の先生が来て、遅刻を問題視する。級友たちが、彼女が働かないと家族が食べていけない。フルタイムで仕事しているとわかれば学校には来れなくなる。普段の先生は、その状態を無視している。常習的遅刻を認めるか、それとも、遅刻を問題視するか、そのジレンマを突きつけられる先生。

③ アルバイトをしている青年。友達が通りかかり、友達の前でかっこつけて、店主につい生意気な口をきいてしまう。店主は気分を害し、雇用を続けるかを考える。

④ あるカップルが路上に倒れている人を見つける。助けるか、見過ごすか。助けることで問題に巻き込まれるのは困るという夫。助けるべきだと主張する妻。

⑤ アルバイトの口を見つけた学生。今日そこに行けないので、明日までそれがあるかどうかが心配だと友達に話す。それを聞いた友達が、自分がそれを得るために行こうとする。それを知った別の友達が、「それが友達のすることか」と責める。

倫理を問うプロットなのですが、落ちは、ストーリーの最後をどう締めくくるかを自分たちで考えるというもの。どんなものが出てくるでしょう。楽しみです。

 

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