“My Hero’s Journey in Australia”

投稿日:2014年1月17日

去年の生徒が、帰国2週間前の心境を綴ったものをご紹介します。

これからオーストラリアに向けて旅立つ生徒たちに大いに参考になりましょう。こんなふうにして1年を過ごしたらいいのだ、と。

こんなすばらしい1年を自分の手で作れるのだ、と。

100%オーストラリアの生活に飛び込み、100%自分の心を現地の人々にオープンした結果です。その100%は、必ず、次に続く過程で、また100%の濃いものとなっていきます。自分自身のすばらしい人生をこんなふうに創りだしていくのです。

彼は舞台を思い切り上手に利用し、設備も小道具も大道具も上手に使いこなしました。そして、観客席にいたたくさんの人々を舞台の上に引き上げ、みんなで一緒にすばらしい1年を創り上げました。

彼が現地の学校ですばらしい友人たちに恵まれたのは、彼自身がみんなに対してそれだけオープンだったからです。彼だけでなく、自分を全面的にオープンした生徒たちは、みな、同じようにすばらしい体験を自らの手で創り出しています。

これから留学してくる皆さん、シドニーで、DHSで、多くの現地の先生や生徒たちが、そして、ホストファミリーがみなさんの到着を待っています。その人たちとの結びつきをどれほど濃いものにするか、そして、どれだけ感動的な自分のストーリーを創っていくかは、すべてあなたの心ひとつにかかっています。

どれだけ、あなたがオープンになって飛び込めるか。積極的な姿勢と行動に反映されるか。

出発前の今は、自分もそうする、と思っているでしょう。でも、現実とそれに伴う感情が実際の体感となると、未知のことに対して心をグッと閉ざしてしまうケースがたくさんあります。

もう一度、繰り返します。現地の人々との交流が濃いものになるかどうかは、留学してくるあなたの心と熱意次第です。現地の人々との交流が深ければ深いほど、広ければ広いほど、あなたの留学の中身は濃さを増します。

以下、石村隆良君の1年です。

「私のひとり立ちの旅は、そろそろ終局を迎えています。1月の終盤から今日まで、様々な行事(Year 7 CampSports eventsEnrichment DaySOPAURA ForumYr 10 Formalなどなど、そして、いろいろなexcursions)がありました。

それぞれの行事の一つ一つを成し遂げていくうちに、様々な知識、コミュニケーション能力、応用性を収穫しました。

一番ハードだったのは、Year 7 Campでした。12歳の生徒たちと一緒に、17歳にして色々な新しいこと、例えば、10mよりもっと高いところからブランコしたりするような体験をしたからです。そのcampを通じてYear 7 だけではなく、mentorsとしてきていたYear 10の人達とも仲良くなれました。

学校でRecessLunchYear 10の友達と一緒に毎日食べることは、僕にとっては良い勉強の場となりました。生きた英語、彼らならではの言い方、表現の仕方、様々なものを彼らから教えてもらいました。

友達の中には、本当に親友のように仲良くなった人もいます。彼らと別れるのかと思うと、泣けてきそうなくらいです。できれば、一緒にいたい。彼らが僕に話しかけてくれず、友達にもなっていなかったら、多分、僕のAustralia1年は、もっと価値の低いものになっていたでしょう。

正直、日本にいる僕の親友と張り合うくらい僕の中での彼らの存在は大きいです。もし可能なら、過去に戻って、彼等と一緒にいた時間をもっと過ごしたいです。感謝しようにもしきれない、それくらいお世話になり、ありがとうと言っても言い足りないくらいサポートしてくれて、ボクは本当に良い人達に恵まれました。

僕がこの1年で得たものの中で、日本でもこれがあったらいいな、本当は不可欠なものなのではないかと思ったことがいくつかあります。

一つは、人と話す時は目を見て、表情は明るく、聞きたいという姿勢を見せること。

二つ目は、時を待たず実行に移す。

三つ目は、“Hi five”とか、なんでもいいからphysicalな挨拶を取り入れる。この3つは絶対日本で続けたいと思っています。

もう日本に帰ります。日本の家族、友達も大切でかけがえがないけれど、僕はAUSにまだ居たい。ここで勉強したい。ここで友達と一緒に高校を卒業したい、というのが僕の本音です。

もし、これがICETの先生によって保管されるなら、是非、Yr 10の友達に、「2013年のICETの生徒のTAKARAがみなに本当によくしてもらって感謝してた、一生忘れない」と言ってほしいです。そのくらい僕のSydneyでの1年は濃く、誰にも否定されない、されたくない、最高の物だと思っています。

なんだかんだ不満もありました。嫌だな、だるいなと思うことも沢山ありました。でも、今なら言えます。

「この留学はICETの先生と友達、DAVOの生徒と先生によって作られた、誰にも体験することが出来ない、僕だけのオリジナルの留学です」と。

日本に帰れば、また、大事なことが沢山待ち構えています。意志を強く持って、先生のカツに負けじと見返すという勢いで夢に向かっていきたいと思います。

石村隆良17in AUS1年は終わろうとしていますが、私にはまだその先の輝かしい未来が待っています。

この留学は、人生のアルバムの10ページくらい使ったと思います。あとのページをこの留学と同じように濃い11年にしていきたいです。

                        ICET2013年度

                        石村隆良 Takara Ishimura

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