SRCキャンプの感想

投稿日:2014年3月15日

 ユズさんから、合宿の感想が届きました。

「こんにちは。

こっちに来てからはや 2ヶ月が経とうとしています。長かったような、短かったような…

学校にはだいぶ慣れてきて、Hi!! って言って手を振れる友達も徐々に増えてきました。

さて、わたしは、おとといから じゅんせい、しょうたろう、ゆうや、あすか、ふうかさん、ゆうまさん と一緒に SRCのメンバーとして 一泊二日のSRCキャンプに参加してきました。

こちらに来て、私達はすでに2回のキャンプに参加していますが、今回は今までと違って ICETの友達が少ないので、とても緊張していました。

このキャンプにはYr 7 ~ Yr 11のSRCメンバーのうち、参加を希望した45人前後が参加しました。

1日目は、みんなの親睦を深めるために、様々なアクティビティをしました。

最初にしたのは、こんなゲームでした。

まず、自分の名前の頭文字をとった単語を自分の名前の前につけます。例えば、”Young Yuzu”  “Ask Aska” といったような感じです。それをみんなの前で言うんですが、ただ自分だけのを言うのではなくて、円になって座った、自分の3人前までの人の名前も言わないといけないんです。

言葉で表すのはとっても難しいのですが…   自分の他に三人分の名前とその頭につく単語を覚えて言わなければいけないということです。

私達もこんなゲームはやったことがなかったので戸惑ってしまいました。。。笑

また、グループに分かれての活動が多く、いろんな人と話をする機会がありました!

1日目の夜にはみんなで映画を見ました☺︎

2日目は、私達にとってはとてもハードな1日でした。

この日は、ほとんどがディスカッション。

Week 11に開催される Harmony Weekについて、具体的に話し合っていきました。

本当にほとんどの事をSRCの生徒たちが決めていっていて、学年なんて関係なく自分の意見をちゅうちょせず発表していて、圧倒されました。

何について話しているのかはなんとなくは分かっているものの、出てくる単語も難しいし、何よりみんなの話すスピードについていけませんでした。意見を求められても、すぐに答えられることができなくて、足手まといになっているのではないのかなと考えることもしょっちゅうでした。

このキャンプを通して、自分の英語力やコミュニケーション力の低さについて痛感させられました。でもそれと同時に、あんな話し合いに参加できるくらいの英語力を身につけたいと、やる気もみなぎってきました。

なんだかんだ疲れましたが、楽しい2日間となりました。

全員ができるわけではない貴重な体験をさせてもらっています。最大限に活かしていきたいです。

キャンプでおしゃべりした生徒たちにさっそくFacebookを申請してみました。

もっと濃い絡みをしていきたいです!

 以上、ゆずからでした☺︎ 長文失礼しました。」 by Yuzu

ユズさん、ありがとう!!

貴重な体験になりましたね。友達がたくさん増えそう。たくさん絡み、濃い絆を築いていってください。

6月の末には、いろいろな文化的背景を持つ高校生が集まって、2日間にわたってさまざまなdiscussionをするURA Forumがあります。その時までには、英語をもっともっと上達させ、そして、たくさんの意見を出せるように今から訓練を積んでいきましょうね。

ユズさんが感じたことは、留学してくる日本の若者達がみな同様に感じることです。自由に自分の意見を言うことに慣れていないので、オーストラリアの生徒たちの発言ぶりに本当に驚きます。これは、20年来、まったく変わりません。慣れていないのは、そういう場を踏んでいない、つまり、日本の教育現場はもちろん、社会全体の中に、自由闊達に意見交換し、自分の見解を闘わせる文化がないからです。聞かれれば自分の意見は言うけれど、そういう場さえも、通常の学習生活の中では少ないことでしょう。

こちらの子どもたちは、幼稚園の頃から、自分が思う事、考える事を述べる訓練をされます。小学校でも中学校でも、いろいろな教科の中で、自分がどう思うか、そして、行事や活動では、自分の意見で物事を運んでいくという訓練が積まれます。特に、SRCのメンバーになっているような生徒たちは、リーダーとして行動している生徒たちなので、そういうことに人並み以上に長けている生徒たちです。

こうした子どもたちと、将来、国際的な場所で日本人の若者たちが英語で対等にdiscussionできるようになるまでには、相当の訓練を必要とします。英語という言語だけのことではないからです。そのもっともっと根本の、自分の意見を表明する、ということに慣れるまでに長い時間を必要とします。

それでは、どのようにその訓練を積んでいったらいいのでしょうか。

ICETの生徒の皆さん、その訓練は、すでにオリエンテーションの時から始まっているのですよ。

自分の意見を言う、どんどん思うことを発言する、指名されるのを待つのではなく自ら発言する。その機会は、ESL、Academic Reading、Academic Listening、Global Issuesと、多くの教科にふんだんにありますでしょう??!!

それを利用していますか?

他の人たちの様子を窺っていませんか?

自分に順番がまわってこなければいいと思っていませんか?

言いたいことがあっても文法が間違っているかもしれないから言えない、なんて思っていませんか?

人が何て思うかわからないから自分の意見を出すのは恥ずかしい、なんて思っていませんか?

そのうちに言えるようになるだろうからそれまで待とう、なんて思っていませんか?

もうちょっと英語が上手になったら言うようにしよう、なんて思っていませんか?

今ですよ、授業に飛び込んで、自分の意見を発言し、他の人たちの思っていることと闘わせ、自分の考えを主張する練習をするのは。

文法を間違う?! 誰がそんなこと気にしますか? あなた以外に。

言葉に詰まる?! 詰まったっていい、そんな時には、誰かが補足してくれる。

自分の意見が変だと思われる?! 人はみんな違う、意見が違って当たり前。それに、何も言わない人は、意見さえ持っていないのかもしれないし。。。 意見を出すあなたが立派。

ホストファミリーでもそうです。ニュースや今日あったことなど、いろいろな話をする際に、それについて自分がどう思うかということをたくさん語りましょう。

さて、これから、6月末までに、みなさんの発言能力は、どのくらい進歩していくでしょう、楽しみですね。でも、それは、毎日の積み上げからなるものです。そのことを忘れずに、毎日の授業の中で意識的な努力をしていきましょう。

CAPDのニュースにおいては、リサーチの方法も、内容も、それに対する自分の見解も、とても良いレベルで発表できる人たちが増えてきました。何をどのようにしていいかわからない、恥ずかしいという最初の頃に比較したら雲泥の差。今は、その見解を述べることにとても誇りを感じているケースも徐々に増えてきていますね。

わからないところ、疑問に思うことが出てきたら、そこからさらにリサーチを広げ、わかってきたことの点と点を結んで線やパターンにしていく情報の積み立て方も、とてもいいです。

互いに切磋琢磨しながら、さらに全員のレベルをあげて行きましょう。

世界に関心が広がっていることも明白に感じられるようになってきました。

キャンプでの体験で、やる気にみなぎっているユズさん、フォーラムでは、多いに活躍できるようにしてくださいね。

ユズさんだけでなく、全員ですよ!

 

 

 

 

 

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