Academic Readingのクラス

投稿日:2014年3月22日

昨日は、Academic Reading の授業を覗く機会がありました。

Mr. Manningに教えていただいたことがある卒業生のみなさんには、なつかしいポーズや教室光景でしょう!!??

これは、ICET生だけのためのクラスです。

Academic Readingのクラスは、新聞や本の内容をどうやって、効果的に読むかということを学ぶコースです。主旨の理解、説を裏付ける事実、全体の理解の鍵となるところ、速読する方法などなどを練習していきます。この日の授業は、PREVIEWINGとPREDICTINGについての学習でした。

まずは、こんな小さな紙切れが配布されました。みんなは、ペアを組んでいます。その紙切れは、previewingとpredicttingの意味、そして、過程を説明するもので、この紙切れを順序よく並べます。

それから、答え合わせと詳しい説明。

いろいろな質問が投げかけられます。トピックは? それを説明しているものは? なぜか? などなど。

みんな授業が楽しいわけです。こんなふうにして英語を身に付けているのだから。。。

日本で一般に行われている英語教育は、日本語に翻訳しながら英語を学び、日本語で英語の文法を勉強し、大学の入試も日本語で解釈する英語テストが主。

それをやめて、始めからEnglishは日本語のフィルター無しで学んだら、子どもたちのEnglishは、本当にすごいスピードで、「使える英語」「活きた英語」を習得するようになると思うのですが。。。 一度、英語を日本語のフィルターを通して学んだ子どもたちは、英語だけの環境に移動しても、日本語と置換しながら、文法も日本語で考えて、という枠、方式からなかなか抜け出ることができません。

一旦そこを抜け出すと、あとの進歩はとてもスピードのあるものとなります。

「文藝春秋」の2月号に「やっぱり日本の英語教育はおかしい」という記事がありました。とても面白い記事でした。

その中に、今起こっている問題は、聞いたり話したりの実用英会話を重視したあまり、結果的に文法指導が軽視され、読む事が質量ともに減り、語彙力も乏しくなっているという箇所がありました。読む、聞く、話す、書くの4領域のうちの読むという機能が他と比べて低いことは、留学してくる生徒に関してここ何年か充当しますので、日本における英語教育の質の変化がそのまま生徒たちに現れているということが言えます。

生徒のみなさん、授業の1時間1時間、貴重ですよ。しっかりと力を付けていきましょう。

 

 

 

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