おめでとう、たまみさん
投稿日:2014年4月13日
12日、オーストラリアの大学を卒業した卒業生がいます。
ぜひとも卒業式に列席させていただきたかったのですが、それができなかったために、前日にわざわざDHSまで訪ねてきてくれました。卒業式のために日本からいらしたお母様と、ご主人のチリ人のミッシェルさんと一緒に。
いろいろなことを勉強してきています。
「手に技術を付けたほうがいい」というお母様のアドバイスで、まず美容学校に。その後、シドニーのInternational College of Managementで、その次はAustralasian College of Natural Therapiesで、そして、University of NSWで、と。
本当に勉強が好きなのでしょうね。
今回の卒業は、Bachelor of Applied Science (Occupational Therapy) です。
「大学は私が苦手だった Science系なんですけど 脳外学、解剖学、Kinesiology など私にとって難しい科目ばかりでした。でも、やっぱり夢を持って勉強すればどんなに難しいことでもやり遂げられますね。」ということで、高校生の頃には、思いもかけなかった方向に進み、これからは、医療関係、病院関係の仕事に就きたいと、夢を燃やしています。
「高校のときにふさえ先生が言われていた通りです!!」というコメントも嬉しかったですね。
お母様がこんなことをおっしゃっていました。
「いろいろなことを勉強してきたから、一見、回り道をしてきたように見えるけれど、実際には、無駄になっているものは何もなく、全部が、生活にそれぞれの形で活きていますよね」と。
体験に無駄はない。私もこれに共感します。
人生、迷うことも、目標が定まらないことも、目標があっても見失うことも、これでいいのだろうかと疑問に思うことも、こんなことして何の役に立つのだろうと捨ててしまいたくなったり、自分が存在する意義が見えなくなったり、人生の目的を感じられなくなったり、こんな生き方をしていていいのだろうかと様々な局面を体験します。
苦労があれば、何のためにこんな苦労をするのか、思うようにいかなければ、一体なぜに困難が自分に押し寄せるのか、と考えることもありましょう。でも、違うやり方があったのではないか、どこがまずいのか、どうしたら違う状況を起こすことができるのか、などいろいろなことを考え、それに立ち向かい、過去の体験を活かすことで、より上手にいろいろなことをこなしていくことができるようになります。
知識や技術がより身に付き、体験が多くなればなるほど知恵もついてきます。その渦中では意味が無いと思えたことも、どこかで、役に立つ時が巡ってきます。
大事なことは、自分が信じること、自分が本当に好きなことを続けていくことです。100%を注ぐことができなくても、時に細々であっても、夢を追い続けることが、いつか、その実現に結びついてきましょう。
いろいろな困難を越えて、卒業に至ったタマミさんに大きな拍手と賞賛を送ります。
昨日掲載したかったのですが、インターネットの接続がうまくいかず、1日遅れになってしまいました。