天体からのメッセージ
投稿日:2014年6月13日
今日は、射手座の満月。そして、13日の金曜日。
西欧の迷信では、13日の金曜日というのは、好まれない日です。いろいろな説があるようですが、最もそれらしき理由とされるのが、キリストの最後の晩餐に13人の弟子がいて、その13人目に裏切られた、そして、処刑されたのが金曜日だった、ということのようです。しかしながら、それも確実性はなく、単なる迷信に過ぎません。
でも、現実には、いやなことが起こると感じている人々も少なくなく、13という数字もあまり好まれていません。日本で、四という数字の読み方が別の漢字を思い起こさせるために、ホテルや病院で敬遠されるのと似た感覚です。
満月と重なる現象は少なく、この次に同じ現象が再び巡ってくるのは2049年だそうです。
さて、射手座は、’A walk on the Double-Edge’と説明されています。二面の刃(やいば)の上を綱渡りする、みたいな感覚でしょうか。
射手座は、解き放たれた自由、とも解釈されています。
そうなると、射手座の満月と重なった13日の金曜日には、私たちが学ぶべきいろいろなメッセージが託されているように思えませんか。
* 注意を怠ってはいけない
* 輝く裏面には、日の当たらない部分がある、でも、その両方が自分を造るもの
* 自由があれば必ず責任が伴う
留学は、自分を輝かすことができる場面がたくさんあります。自立する自分が前面に出てくる、自分を思い切り試すことができる、チャレンジすればするほど自分が鮮明に見えてくる、その反面、どんな自分を形成していくのか思い悩むことも多いことでしょう。その思い悩む時間もとても大切なものです。
そして、隠れた部分の自分こそが、自分の芯です。他の人々に見える自分は、表面であり、自分のほんの一部です。それを作っているのは、見えないところにある自分の全体像です。その全体像が本当に自分が納得できるもの、自分が望む像であれば、自分の存在を強く感じることができましょう。どっしりとした、惑わされることのない自分がいたら、その自分に堂々と光を当てることができましょう。
活躍すればするほど、成功すればするほど、それに甘んじるのではなく、また、奢りを感じるのではなく、さらに精進するための糧とすることが大事です。
留学中は、自分の判断を試されることがたくさんあります。行動の判断もその結果も、自分の責任として戻ってきます。ほんのちょっとした判断ミスが大きな失敗に結びついてしまうこともあります。「外国」にいるという意識、そして、自分のひとつひとつの行動が周りにどう波及するかに対する意識は、常に持っておく必要があります。
それが、自分を守る手段であり、輝く自分、自信を持つ自分を維持するためにも大事なことです。
ちょっとした不注意で、毎日の、毎瞬の一生懸命な努力の成果や自分に対する評価が、吹っ飛んでしまうことだってあります。自分だけでは済まず、周りにダメージを与えてしまうことだってあります。
だから、刃の上を綱渡りしているようなものなのです。
人生において、気を抜いていい時は無い、ということなのかもしれません。
そんなことを今朝の満月の優しい光を見ながら思いました。