Reflection
投稿日:2014年7月1日
学習において、こちらの先生たちがよく使う言葉があります。
”Reflection”という言葉です。映し出された何かの影とか、熟考する、反省する、といったことを意味します。
学習においての”reflection”は、現在至っている今の状態から、これまでの学習の方法や過程を振り返ってみて、良い点および改善点を考えることを意味します。そこから、次の段階においてより効率のよい学習方法の作戦を練ることができます。
日本の学習のように、与えられた物をこなし、目指す点数に達するために、ひたすらドリルをやり練習を繰り返し、予習復習をがんばるという方法の中では、自分がどんな学習者であるかを見つめたり、より高い成果を学習全体にもたらせる方法を考えるという時間も機会もあまりありません。
自ら取りに行く姿勢と比較して、与えられるものを待つだけであったら、進歩や収穫は何十倍も遅くなります。
留学の大きな学びのひとつは、与えられるものを待ち、与えられるものだけをしていればいいという姿勢を捨て、自分を最大限に伸ばすために、収穫をもぎ取りに自ら旺盛に前に出ていくという姿勢を身につけることです。
昨日6月末日、休暇の最初の日、生徒たちは、半日使って、各教科、そして、留学生活の全般にわたってこのreflectionを行いました。
オーストラリアに到着した時にオリエンテーションで書いた自分への手紙を渡され、みな、興奮気味。留学が始まったばかりの時に、未来の自分に向けて書いたものです。1月には、想像もできなかった自分が今いることに自分でも驚いたことでしょう。
あの時にしたYour Hero’s Journeyも、様々な意味を持っていたのであることが、半年経った今は、しっかりと見えてきていることでしょう。
Reflectionの時間は、それまで点でしかなかったたくさんの情報が線としてつながり始め、見えなかったものが見えてきて、単発では意味を持たなかった情報が意味を持つようになった時間でした。
後半期に向けて、「やるぞう」という熱い気持ちを感じていることが伝わってきました。