IELTS
投稿日:2014年7月2日
6月30日の勉強会では、IELTSの関しての説明もありました。
ICETでは、生徒たちの英語学習の進歩と成長を見るためのひとつの目安としてIELTSを使い、留学中に3回行われます。
IELTS(International English Language Testing System)とは、英語の4技能(聞く、読む、書く、話す)におけるコミュニケーション能力を測るための、国際的に有名なテストです。英語がコミュニケーションの核として使われている国で生活、学習、または就労しようとする人を対象としています。
もともとイギリスのケンブリッジ大学で開発されたものですが、現在世界で悠に100を超える国で活用されています。
オーストラリアでは、海外からの学生が学校に入学するために、また、就職の際に利用されます。通常、オーストラリアの高校の10年生に編入されるためには5、11年生なら5.5が求められます。
ICETには、IELTSの公式な審査官の資格を持った先生が2名います。これは、極めてラッキーなことです。
公式な会場で受験すれば、1回330ドルの受験料がかかります。内部で実施するために、お金はかからない分、結果は、公式なものとして大学などに提出することはできませんが、きちんとした査定をしてもらえるだけでなく、その観点から英語学習に何が必要であるかを通常の授業の中にも反映されているはずです。
IELTSの結果はバンド1から9までで表されます。0.5単位のバンドも可能です。これらのバンドはTOEFLのペーパーテストと比較しますと、以下のように換算することが可能です。
IELTS |
9.0 |
8.5 |
8.0 |
7.5 |
7.0 |
6.5 |
6.0 |
5.5 |
5.0 |
4.5 |
4.0 |
3.5 |
3.0 |
2.5 |
2.0 |
1.5 |
1.0 |
TOEFL |
675 |
660 |
640 |
620 |
587 |
570 |
550 |
525 |
500 |
480 |
460 |
400 |
380 |
350 |
300 |
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留学中の英語学習は、読む、聞く、書く、話すの4つの領域の技能がだいたい同レベルになることをひとつの目標とします。
IELTSは、一人の生徒が約2時間かけて英語の4領域にどれだけの技量を持っているかを測る試験です。TOEIC、TOEFL、英検などなど、英語力を見る試験はたくさんありますが、IELTSは時間をかけること、PCではないことなどから、一番適宜に判断できるものと言われています。
アメリカの影響が強い日本では、TOEFL、ここ近年は特にTOEICが重視され、長い間IELTSは一般的にはあまり関心を持たれませんでしたが、今後、IELTSかTOEFLが主体となるということですが、大学受験には、すでにその兆候が見え始めています。
これは、ICETの生徒たちには、朗報です。なぜならば、IELTSを単にテストとして使うのではなく、その試験の意味するところ、結果として出たくる数値の見方、その裏にある成長の度合いを見る見方などをしっかりと説明された上で、受験するので、価値もわかり、また、実施的な受験技術も向上するからです。
そして、受験後は、一人一人が、先生と差し向かい、そこで、普段の様子や、IELTSに表れたものなどを軸として、さらに学習能力と成果を高めるためのアドバイスの時間が設けられます。
生徒たちに、こういうメリットを提供できるのは、先生たちの熱意とプロとしての意識があって成り立っていることですので、先生たちの努力と熱意と心意気に多いに感謝し、敬意を表するところです。