Thank you, Riho
投稿日:2014年7月17日
今日のお客様は、卒業生の笹谷里穂さんです。
2009年にICET生としてDHSで1年過ごし、その後、当時ICETのプログラムがあったMLC Burwoodという女子校で2年過ごした後、明治学院大学に進学し、International Studiesを専攻。
3年生になった今年は、メルボルンにあるモナッシュ大学に1年間留学し、そこで、社会学を学んでいるとのこと。休暇を利用して、懐かしいシドニーにお友達と遊びにきた折に寄ってくれたものです。
生徒たちには、こんな話がありました。
*日本とオーストラリアでは、勉強の仕方も内容もまったく違う。みんなそれぞれの体験値によって感じ方も価値観は違うかもしれないけれど、自分の場合には、オーストラリアで学んで本当に良かったと思っている。
*日本にいた時にあまり気が付いていなかったことが、留学に出てきたことでとてもよく見えるようになったのと同じで、留学中には、あまり見えなかった事が、日本に戻ってとても鮮明になってくる。
*留学中の今は、よくわからないことがたくさんあるかもしれないけれど、日本に戻ったら、また、再びいろいろ感じることがあるので、今は、ともかく勉強できることをできるだけしておくこと。
*留学で、日本にいたら決して学べないことをたくさん学べるけれども、留学に来たことで、例えば、日本史のように学び損ねているものがある。そういうものは、大学に入ってから、自分で調べたり聞いたりしなければならないことになる。
*大学で再びオーストラリアに戻ってきたのは、高校の留学では理解できていなかったことをさらに学びたいと思ったから。
*留学は、大きなインパクトがあった。1年でも3年でも、その重みは同じはず。それがどれほど大きな体験であるかは、日本に戻るまでわからないかもしれない。だから、今を大事にするように。
といったことが主な内容でした。
人間は、あとになってから、その時に体験したことの意味を悟ることが多々あります。体験の内容が大きければ大きいほど、その渦中にあってはわからないものです。高校生の留学は、本当に大きな大きな体験で、その体験が人生にもたらすものは、数年後、10年後、30年後になってから、様々な形で人生を彩るものとなります。
それだけに、その最中に、その中に全身全霊で飛び込むことが大事になってきます。
ちょうど半分が過ぎ、気持ちをリセットし直しているこの時期に、適宜なアドバイスでした。ありがとう、里穂さん。
みんなが揃っているところで、
Happy birthday to you, Happy birthday to you, Happy birthday, Shuuuuu, Happy birthday to you! をみんなで。
ケーキも何もないけれど、みんなの声に「うるんでしまった!」とシュー君。お誕生日、おめでとう!
里穂さんは、留学当時グラフィック デザインが得意で、たくさんの作品と話題を残しています。
彼女の描いた絵が10枚ほど、DHSの日本語の教室に飾られています。
その教室を訪ねたら、
「この絵を描いたのは誰と、よく質問があるんです。その作者に会えるなんて!!」と先生と生徒たちが、大興奮。
まあ、質問がポンポンと飛び出してきました。