半年の成長2

投稿日:2014年7月19日

前回に続き、若者たちがどのように成長していくのか、その過程を彼ら自身の言葉でお伝えします。

「忍耐力と自分ですることの大切さを学びました。我慢することや、いろいろな目線や立場に立ってみることができるようになりました。日本にいる時、全ての家事などを母親に任せていました。ホストと暮らすとそうはいかない、言葉もうまく伝わらない、自分のことを自分でするという立場に初めて置かれ、なかなか慣れることができず、とても大変でした。今では、すべてのことを自分ですることができます。」

「英語の文章を書いている時や、Dispatchの原稿を書いている時など、英語力はこの半年で確実に伸びたと感じます。精神面でも強くなってきたと思います。何故なら、学習に対してだけでなく何に対してもそうだったのですが、以前は、点数などが低かったら、ああ、悪い点とっちゃた、と思うだけで終わっていたのですが、今では、がんばろうとか、どういうふうに勉強したらいいのかな、などと考えるようになりました。できないままで終わってしまうのではなくて、できないならできることを探そう、なりたい自分になろうと思えるようになりました。」

「成長したのは、外に自ら出ていくことです。自分の意見を取り入れてもらえるようにしたり、尊重してもらえるようにするのは、自分次第なのだということを学びました。」

 「自分は大きく成長したと思います。簡単なことでは、例えば、朝ご飯を自分で作ったり、いろいろな用意をするのがすごく大変で難しかったけれど、今は、目覚まし時計をかけなくても自然に6時に目が覚めます。日本では、目覚ましをかけても起きなかったくらいなのに。また、いろいろなことに感謝するようになりました。一番は、日本の家族です。居ることがあたり前と思っていた家族ですが、今まで育ててくれてありがとうという気持が大きいです。最初にもらった “Climbing the Ladder” という歌の歌詞をたまに読み直しています。半年で自分でもわかるほどにたくさんの感謝をするようになりました。すごく成長したな。。。と感じることができます。あともう半年でどう変われるのか楽しみです。」

「同じところを見つけるのが難しいくらい、こちらの学校は日本とは違います。授業に参加して思ったのは、こちらの学校では、自ら参加しないのは、学校を休んでいるのと同じだということです。例えば、ドラマのクラスでは、生徒がどんどん発言するので、先生から当てられることはまったくありません。 恥ずかしがって何もしないと、どんどんできないようなります。充実した高校生活を送るためには、恥ずかしさを捨て、自分からどんどん行くしかないということを学びました。」

 「自分の色々なところが成長したと思います。小さなことでは、留学にくる前は頻繁に遅刻していました。友達から集合時間の30分前に来るようにと言われていたほどです。オーストラリアに来てから一度も寝坊していません。遅刻することはたくさんの信頼をなくしていくことなのだとわかりました。」

「ここに来て、朝ご飯や洗濯や掃除など全て自分でしなければいけなくなり、初めてお母さんの大変さがわかりました。オーストラリアの人はバスから降りる時、必ず運転手にありがとうと言います。厳つそうはお兄さんでも、おばあちゃんでも、どの年代の人も必ず言います。感謝の気持を伝える事が大事なのだとわかりました。日本のお母さんにも、たくさんありがとうを言いたいです。」

 「留学の始めは、自分の英語がちゃんと通じるのかとか、授業についていけるのかなとか、不安でいっぱいでした。しかし、学校の始まるとDavidsonの生徒は、明るくて親切な子が多く、向こうからどんどん話しかけてくれるので、とても良かったです。授業は、とてもわかりやすくて楽しいので安心しました。授業を受けて感じたことは、Davidsonと日本の学校での授業スタイルの違いです。日本では、先生が黒板に書いてことをただノートに写し、ワークなどをするだけなのですが、Davidsonでは、毎回授業で発表する機会があり、実践的な授業スタイルで生徒が参加するものです。英語では、リスニング能力が身に付いてきていると感じます。精神面では、日本にいる時は、目立つことが好きではなく、あまり行事に参加していなかったけれど、こちらに来てからは、色々なことにチャレンジしています。」

「成長は、自立できたことです。日本にいる時に親にしてもらっていたことは、すべて自分でできるようになりました。」

「Host familyと、毎晩夕食の時に、必ず TOPIC を出して、それについて話し合います。それによって、だんだん自分が言えることも増えてきたし、語彙力もあがってきました。最初の頃は教室で日本語で話していたけれど、最近では、教室に入ると自然に英語が出るようになっています。」

「この半年で、英語力も、人間性も成長したし、以前に比べてすごく自立したと思います。ホストファミリーとは本当の家族のような存在になっています。次の半年で、自分にもっと自信を持ち、怖いもの知らずになって、自分がやりたいことや自分の夢に向かって進んでいける力を得ているように感じます。」

 続きはまた明日に。

 

 

 

 

 

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