半年の成長3

投稿日:2014年7月20日

生徒たちがどんな成長をしてきているのか、続けます。

「最初の頃は、緊張で夜に何度も目を覚ますことがあったのですが、いつの間にかそれはなくなり、今は、ホストの性格も好きな物、嫌いな物もわかるようになりました。会話も、最初は、こんなふうに話せて居なかった事を思うと、確実に伸びているのだなと思います。英語は、難しいですが、オーストラリアで勉強できていることに感謝し、もっともっと上手になるようがんばります。」

「ランチも自分で作るし、家事の手伝いなど、日本にいる時に比べて、自分ですることがすごく増えました。どれだけ家族に頼っていたのか、実感しています。冬の国から夏の国に来て、体調をよく崩し、自分の体調管理の甘さを認識し、改善に努めました。」

「Yr 7 キャンプ、キャンベラ、URA フォーラムなど様々な行事を体験し、そこから、たくさんのものを学びました。これからさらにもっと積極的にボランティアなどに参加していきます。」

「オーストラリアに来て半年近く経ち、今まで考えなかったことを色々考えるようになりました。1つは、自分の選んだ道は、正しかったのだろうかということです。留学という大きな決断をして、今までとは全く異なる環境で生活してきて、私は、この半年の間にたくさん悩みましたが、この決断をしたことを後悔していません。でも、自分の英語力は本当に上がっているのか心配になることは度々あります。あと残り5ヶ月間精一杯努力します。

「私が、特に強く思うことは、両親への感謝です。オーストラリアに来て、いかに今まで自分がわがままを言って両親に頼ってきたか、どれだけ甘えてきたか、痛感しました。ここでは、全て自分で責任を持って行動しないといけないので、本当に甘えすぎていたと思います。本当に感謝しても仕切れません。」

「ここで学んだことは、待っていても何も起こらないということです。このことを痛いほど感じました。日本にいる時は、常に待っていましたが、外国に来るとそれが全く通じないことに驚き、自分を変えないといけないと1学期に気付き、2学期には行動を起こさないといけないと思い、思い切って行動に出ました。」

 「私は、この半年で、色々なものへの価値観、世界観、そして、何よりも自分自身に関して、たくさんのことを知ることができました。また、オーストラリアに来ていなければ絶対にできなかっただろうということもたくさん体験しました。この半年を通して、自分の中で特に大きく変化したものは、『モチベーション』です。いかにこの機会を充実させられるか、もっとできるのではないか、と常に100%でいたいという気持です。オーストラリアに来るまでは、周りの目ばかり気にして、「したい!」と思っても素直に言えなかったり、行動に移すことができませんでした。しかし、今は、自分が心からしたいことがあれば、素直に言うことができるし、信頼できる先生方やたくさんの友達の協力のおかげで、それらを実現させようとする気持も自然に湧いてきます。その面で「SOPA」は特に、私を大きく成長させてくれました。途中、自分が始めたことに後悔した時もありましたが、やり切って感じることのできた達成感はいまだかつて味わったことがないほど大きなものでした。もっと自分に自信が持てるようになった気がします。また、たくさん友達もでき、留学生活が一層楽しくなりました。今まで、特に、ダンスを仕事にしようなど思ったことがなく、このままダンスを続けていても意味がないのかもしれないと思ったことも多々ありました。日本では、発表会やイベント前はほとんど毎日のように夜遅くまで練習があり、母に送迎してもらい、両親も私がダンスをしていることにあまりハッピーではありませんでした。でも、私はダンスが何よりも一番好きだし、体が続く限り永遠に踊っていたいくらいなので(笑)、一生懸命両親を説得し、夏休みもつぶして、オーストラリアに来る直前まで通い続けました。そうして続けてきたダンスが、今ちゃんと特技として発揮できていると思います。本当にうれしいです。ダンスのおかげで友達もでき、「SOPA」で指揮を執ることができ、cityではまた違うコミュニティにも仲間入りすることができました。本当に、「芸は身を助ける」ということを実感しました。そして、この半年を通して「伝える」ことの大切さを知りました。今まで、私の短所は、ずっと素直になれないことだと自分でもよくわかっていました。両親にも素直に「ありがとう」「ごめんなさい」がなかなか言えなかったり、友達にも時々見栄を張って真実を偽ったり、我慢をして辛いことや悩みを誰にも吐き出さず溜め込んでいたこともありました。しかし、オーストラリアに来て、すべて伝えなければ思っていないことと同じなんだと気付きました。私が何も本当のことを伝えない限り、相手といい関係なんて築けるはずがないんだと。残りの5ヶ月の私のモットーは、「素直でいること」「伝え続けること」です。このモットーを胸に、最後まで100%の努力をしてこの留学を終えたいです。」

3日間、連続で感想を掲載してきましたが、鋭い視線で自分を見つめ、人生、生き方の核心を突いていますね。留学で得る姿勢は、この後の生き方の礎となるものです。

こんなにも自分をしっかりと見つめ、考え、悩み、認識し、確信を持ち、自分の道を拓いている若者たち。彼らに大きな拍手を送り、敬意を表します。

 

 

 

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