型にはまらなければ、人間の可能性は無限

投稿日:2014年8月17日

Ken Robinsonという人の名前をお聞きになったことがありますか?

イギリスの教育家でもあり作家でもあり、いろいろな役割の肩書きを持つ人物です。

 “The Element” という本には、こんな言葉が出てきます。

「人間は、自分の本領が発揮できる時に始めて、自分の本質的なアイデンティティ・目的・しあわせとむすびつく」

「エレメントには、「才能」と「情熱」というふたつの特徴があり、「心構え」と「機会」というふたつの条件がある。

これを全部、ひとつの波に乗せた時に、自分の本領が発揮できるというわけです。

彼のTED Talkは、いくつかありますが、極めて斬新的な考え方のものをご紹介します。英語ですが、ぜひ、開いてみてください。絵を見ているだけでも面白いです。

”Changing Education Paradigms”

http://www.ted.com/talks/ken_robinson_changing_education_paradigms

学校教育、組織的な教育が、人間の創造性を作り出す可能性を壊してしまう、今の教育システムは、ヨーロッパの啓蒙時代にエリート対象のアカデミアが始まりで、その後は、産業革命の経済を主体とし、機械的に仕事をできる人間を作り出すためにできたもの。だから、現在、学校教育の中で問題とされる子どもたちが出てきてもちっともおかしくない。

学校で得られないたくさんの情報に囲まれている子どもたちが、学校に来て、工場の生産ラインのように仕組まれた学校にきて、その方法以外のものは認めないという管理の元で勉強が退屈と思ってもちっとも不思議はない。

学校教育が如何に時代遅れのものであるか、ということを示しているものです。

その彼の主張をまさに地で行っているような少年の動画がありました。周りの人間達は、彼を理解するために、病名を付け、学校教育をまともに受けることは不可能だと考えました。世界は、今、その12歳の少年から複雑な理論を教わるようになっています。

http://logmi.jp/19098

受け身で学ぶのではなく、考えて創り出すことをしよう、と。そうしたら、違うものが見えて来る、と。

また、自分に挑戦を課し、思い込みという「見えない壁」を取り外したら、不可能と思えることが十分に可能となる、という青年の動画もありました。

http://logmi.jp/19401

留学のひとつの特徴は、思い込みという壁を外し、未知の世界で、いろいろなことに挑戦してみる機会が毎日ゴロゴロところがっているということです。

挑戦をひとつ終えるごとに、そこには、それまで見えなかったものがたくさん見えてきたり、今まで遙か遠い存在と思ったものが、すぐそばに見えたり、怖いと思っていたことが怖くなくなったり、そして、それまでには考えられなかった違う方法でやってみる、という新しい発想が出てくるようになります。

やればやるほど、人と会えば会うほど、マインドマップも広がります。

英語の勉強もそうです。10人いれば10様に、学習の仕方が違っていいのです。いろいろ試し、考え、工夫し、また、試し、考え、工夫し、と繰り返しているうちに、いつの間にか、自分にしかできない方法で学習しているようになっている自分を見いだすことでしょう。その時には、自分が大きく進歩していることにも気が付くでしょう。

人とのつき合い方もそうです。みな、それぞれに違い、違う感覚、違う価値観を持っているので、友達に同じ事を求めるのではなく、友達の違うところに学ばせてもらうことをお互いが考えたら、二人の世界は、大きく広がっていきます。

もらうことから、与えることに。待っている事から、自ら出ることに。教わったら、そこから自分の考えを広げることに。

そんな小さな工夫の積み重ねは、大きな自分の広い発想にとつながっていくでしょう。

 

 

 

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