14歳児70名が日本語を学んでいる学校

投稿日:2014年8月29日

オーストラリアにおける日本語学習熱は、10年前頃から下火になり始めました。

日本経済のバブルがはじける前には、オーストラリアで多くの生徒たちが日本語を学んでいました。そういう生徒たちは、HSCという卒業試験の1教科として日本語を選択しているケースが多く、大学でも日本語を専攻したり、第二言語として継続している人たちもたくさんいました。

たまたまそういうオーストラリアの若者が私の周りに多かったということもあるかもしれませんが、HSCの公式数字でも、日本語は、フランス語とかドイツ語、イタリア語についで学習者が多く、アジアの国々の言葉では、ダントツでした。

今は、中国語の学習者数が上を向いてきています。

学習者の数がどんどん減ってきているのは、日本の経済の低迷もありますが、日本語を一生懸命学習してもこちらい進出していた日本企業が現地採用をあまりしないということもひとつの大きな原因だったという話をよく聞きます。

オーストラリアの場合、日本企業が現地に会社員と家族を赴任させるケースが極端に減ってきています。そのことは、シドニーにある日本人学校に通う生徒の数の減少ひとつをみても、その変化が如何に大きなものかがわかります。

そんな中で、ひとつの学校内で日本語を学んでいる14歳の子どもたちが70名もいるということは、本当にすごいことです。ICETの生徒たちの存在が大きく影響していることは言うまでもないことでしょう。

ICETの生徒たちは、8年生だけでなく、他の学年の生徒たちとも接触する機会がたくさんあります。

このキャンパスの中から、将来に続く友情がたくさん生まれてくることを祈ります。今までの先輩たちの多くが、すばらしい関係を長く続けてきているように。

そして、日本が大好きというオーストラリア人がたくさん誕生してくることも。

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とてもていねいに「道」という字を書いていました。ひとつ一つの筆の運びに「未来の道」への願いごとを込めていたのかもしれません。

毎日、毎日のできごとや出会いや学びが、それぞれの道を少しずつ刻んでいきます。ひとつひとつのことを大事に丁寧に取り組んでいったら、そこにできる軌跡は、すばらしいものとなっていることでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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