Peer Leaning
投稿日:2014年8月30日
ICETの生徒たちの特徴のひとつは、Peer Leaningです。
友達どうしが、先輩と後輩が、いろいろなことを教え合います。
外国で勉学に勤しんでいて、英語という言語のために、あるいは、新しいコンセプトが出てきて、いまいちしっかりと把握できないというような場合、尋ねたら先生たちは喜んで教えてくださいます。でも、最後の詰めに至る説明が日本語だったら、もっとわかるというようなこともあります。
先に理解したものが、あるいは、より深く理解したものが、仲間に教えるということは、いろいろな意味ですばらしいことです。
知識の共有と互いを高め合う心。
友達としての絆を深める。
同じ道を歩んでいる同志を助ける心。
教えることで自分の知識がさらに磨かれる。
昨日は、弘明先輩が訪ねてくれました。彼は、今、ニュージーランドのクライストチャーチのカンタベリー大学で学んでいます。
哲学と言語学を専攻し、その優秀さは、大学側のほうから奨学金を受けなさいとオファーがあるほど。つい先日は、Golden Key International Honours Societyというところから、メンバーにしてあげますよ、という招待状をもらったということ。
アカデミアの世界においてこのソサイアティのメンバーであるということは、優秀さが誰に対しても保証されているということを意味し、すばらしい功績です。
将来の展望は、大学院、博士号と勉学を続けていくものいいし、今現在深い関心を持ち始めたForensic Linguistic(言語の面から犯人の割り出しをしていく)の面に進んでもよし、と夢が広がっているようです。
この日は、たまたま彼のお誕生日。時間の都合で、全員に会ってもらうチャンスはなかったのですが、11年生と12年生の生徒たちは、お誕生日のお祝いにそこそこに、待っていましたとばかりに、早々に数学のレッスン。
ホワイトボードには、記号がたくさん並び始めました。
みんなが病気になった時にお世話になるMrs. Zappiaが誕生日のお祝いのキスを。
この日の朝、とてもすてきなことがありました。
このところずっと雨模様が続いているのですが、朝、森の上に大きな虹がかかりました。それも、2つ。ひとつは、部分だけでしたが、もうひとつは、完璧な半円。端から端まで大きく見えるのです。道が曲がりくねっているので、虹が左に見えたり右に見えたりするのですが、なんと、虹のひとつの端の下をくぐったのです!!!
生まれて初めてのことです。
何かひとつ願いをかけることができるのであれば、世界中のあちらこちらで起こっている戦争がストップしますよう!!
きっと、29日は、いろいろな人たちにいいことが起こったことでしょう。