マネージメントはリーダーシップとは違う

投稿日:2014年9月13日

リーダーシップは、まず、自分から始まるということは、9月7日付けの「リーダーシップ」で触れました。

自分の信念や哲学に基づいて自分の生き方を貫くことで、人々がそれに感動したり感銘を受けて心を動かせば、何事かが起こります。それが、導く、リードすることになります。

ヒーローという言葉がふさわしいスポーツ選手たちもまた、人々を感動させ、奮起させ、生き方の指針を与える上でリーダーたちです。彼らは、肉体と精神力の限界を試合の度に塗る変えていく人々です。そのチャレンジに私たちは、感動し、勇気をもらいます。

リーダーという意識を持っている持っていないに関わらず、人を奮起させるという意味ではリーダーです。

時代の先端技術を発明する科学者や技術者、思想や考え方で時代を導く哲学者や思想家、新しい経営方法や流通方法を築く事業家や経営者、政策を練り作り出す政治家、時代の流れを変える変革者たち。

そこには、その人たちの真剣な、妥協のない、悩みながらも、苦しみながらも、自分を貫く姿があります。人々が惹かれるのは、その姿と考え方です。

日本の新聞を読んでいますと、企業の上司と部下の関係や、リーダーシップに関する記事が目立ちます。先日、それに関して、おもしろい記事をふたつ見つけました。

ひとつは、株式会社ココロウタ代表一般社団法人他力塾専務理事小日向素子氏が書かれた「馬に教わるリーダーシップ。マネージメントの答えは牧場にあった」という記事です。この方は、重要なピジションからリストラになった後、自分探しの旅に入られたようなのですが、どんなジャーニーをされたのか、次の記事が待たれます。

http://nkbp.jp/1tGSbQu

もうひとつは、ハーバード大学の教授の、肩書きを追うのではなく「信念をもって生きる事」が人生を前向きに生きることにつながり、それがいつの間にかリーダーとしての立場に自分をもっていくという記事です。

http://nkbp.jp/WZq54Q

どちらも、リーダーシップは、自分から始まるのだということを、より鮮明に表現している記事ですので、引用させていただきました。

言葉の問題なのでしょうが、マネージメントとリーダーシップを混乱してしまっている場合がよくあります。マネージメントのトップに立ったからリーダーになるとは限りません。

リーダーは、ビジョンやその人の生き方、人生哲学で人々を魅了する人です。

マネージメントは、時間と人と資材を如何に効率よく使い、どれだけ生産性と利益をあげるかという「形」と「システム」の運用です。その原型には、人間味とかパーソナリティとか共感というものは含まれていません。誰が来ても、最終目的の利益をもたらす「能力」があれば、それでいいわけです。人心を把握する方法もマネージメントの理論、方法論として扱われます。

これは、机上の勉強から得ることです。

そこに、真の心の交流が伴えば、リーダーが誕生するでしょう。

リーダーは、1日1日を本気で生き、自分の道を探し、逆行をプラスに変え、人生に燃える人々です。

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