シドニーの空に響いた「ふるさと」の歌

投稿日:2014年9月12日

今日は、とてもすてきな巡り会いがありました。

シドニーの海と空に、八木節、ソーラン節、日本のなつかしいふるさとの歌や唱歌、ドラゴンボールのようなアニメソング、マーチング曲、Over the Rainbowなど誰でも知っている曲などが2時間近く響きました。

和太鼓に剣道の演武の演武など、日本文化の紹介。普段、日本文化を紹介している生徒たちが、プロの方々の「日本紹介」をじっくりと見せていただく機会が訪れたのです。剣道の演武は、その場の空気が凛と澄み、背筋にピリピリしたものが走るほどの真剣勝負。

ちょうど1週間前、「オーストラリア海軍及び海上自衛隊練習艦隊の音楽隊による合同演奏会のご案内」というのがシドニー総領事館から届きました。

海上自衛隊練習艦隊がシドニーに寄港するというのです。

今日は、たまたまテストが入っていたのですが、先生たちの協力を得て、テスト時間を調整していただき、みんなでDarling Harbourに繰り出すことにしました。こんな機会は願ってもないものです。

私たちにとって特別な機会であるだけでなく、自衛隊の隊員さん方にとっても予期せぬものであったのでしょう、私たちの訪問を大変喜んでくださいました。お互いに外国で出会う日本人同士の新鮮さと親近感といった感じでしょうか。

艦船は、今年5月に日本を出航し、ハワイ、パナマ運河を通り、ジャマイカやキューバ、南アメリカの海岸をまわって、オーストラリアに。この後は、ソロモン諸島やインドネシアなどを周り、10月には日本に戻られるとのこと。

この艦隊は、初級幹部の練習船で、長期にわたる旅を通して、幹部に必要な知識や技能の習得をめざす艦隊で、今日、演奏してくださった隊員さんたちは、音楽隊のメンバーとのこと。90%が音大卒なのだそうです。年に10名くらいしか選抜されないということですから、相当に狭き門なのでしょう。1日6時間の合同練習、残りの時間は個人練習と事務的な業務、ということ。

世界のいろいろなところに寄港し、そこで音楽交流をすることが業務。なんてすてきなことでしょう。

日本のご家族から遠く離れているのも、ご家族が遠くから届く連絡を楽しみにし、帰国を待ちわびてみえるのも、生徒たちの場合とまったく同じです。

演奏後も、生徒たちとのおしゃべりのために長い時間を割いてくださいました。

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2時間、生徒たちの心には、どんな気持や想いが過ったのでしょう。。。

すばらしい演奏をありがとうございました。

“シドニーの空に響いた「ふるさと」の歌” へのコメント2件)

  • 坂口 臣秀

    2014年9月13日

    海上自衛隊が坂口です。昨日はご来場いただき有り難うございました。生徒の皆さんと触れ合うことができ大変、有意義な演奏会となりました。隊員皆喜んでおりました。生徒の皆さんに、元気で無事に留学を終え日本に帰国してくださいと
    お伝えください。私にも娘が2人おります。是非ともこのようなプログラムで留学させてみたいと感じました。じっくり考えて見たいいと思います。またどこかでお会いできる事をいのっております。

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    • 坂口様

      昨日は、とても特別な日となりました。
      普段、自衛隊の皆様のいろいろなご活躍のニュースを耳にしても、どこか遠くにいらっしゃる存在であるような気がしておりましたのに、とても気さくに生徒たちと会話を交わしてくださり、いろいろなお話をしてくださいましてありがとうございました。坂口様のお計らいで、あのように貴重な交流の時間をいただくことができました。生徒にとりましては、シドニーにおける特別な思い出がまた増えたことでしょう。

      また、武術の演舞、和太鼓、そして、すばらしい演奏を心から楽しませていただきました。特に、日本のふるさとを思わせる歌曲が、シドニーの空に響く瞬間は、とても心に沁みるものでした。日本のご家族から離れて何ヶ月も海の上を旅されてみえる皆様も、きっと同じように感じられていらしたのではないかと思います。

      日本のご家族の元に戻られまでに、まだ1ヶ月余ありますが、どうぞ、お元気で、世界を巡る旅を続けられますよう。もし、また、シドニーにお越しになられます機会がありましたら、どうぞ、お声をおかけくださいますよう。

      返信

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