3学期の最後の週

投稿日:2014年9月15日

3学期も残すところ1週間。

12年生は、学校生活最後の週です。これが終わったら、10月半ばから始まり11月半ば続くHSC(統一卒業試験)の準備に入ります。州や学校が企画する勉強会や講習以外は、自宅での学習となります。

ICETの生徒たちは、日本の大学受験と二重に重なった勉学期間となります。HSCの直前に受験があり、そのために日本に数日戻るというような駆け足旅行があるケースもあります。

日本の大学受験もHSCもそれぞれの国においては、学生生活の中では最も大きな関門のひとつです。それを一度にやってのけるだけでなく、落ち着いて日々の学習をこなしている様子は、その精神力の強さを物語るものです。ずっとそれに向けて準備してきた、という自信もあるのでしょう。

希望の道に向かって、まっしぐらというところですね。

11年生は、今週末まで試験が続きます。先週にメジャーなものが終わり、今週は大分らくになってきているようです。この休暇が明けたら、早くも12年生、最上級生です。

10年生は、明日は、DHSの10年生に向けてのMDGsのプレセンテーション。そして、夜には、ドラマの発表会があります。

木曜日には、待ちに待ったカウラへ出発。明日の夕刻には、先発隊の3名が出ます。

ここ数週間、カウラで起こったこと、その背景、人々の苦悩、戦後の日豪関係、生れ出る友情など、様々なことを勉強してきました。

歴史を学び、過去を振り返り、それを現在と未来に活かす。いろいろなことを考えながらの旅になります。

最初は、ひとつひとつの指示がなければ動けなかった留学生活。今は、これとこれが必要、こういうことになる、ということだけを説明するだけで、あとは、みな、考え、予想し、責任を持って、それぞれに相談し、動き、準備を整えていっています。

今日、ランチタイムに、コロコシアン先生のタブレットを数人の生徒たちが借り来ました。カウラでの部屋割りをアトランダムで決めるということ。「私たちは、誰ともうまくやっていけます。誰と一緒になっても大丈夫。まだ、よく知らない人と一緒になったら、もっと理解し合えるいい機会」と。

毎年なんだかんだともめる女の子たちの友達グループ。

ああ、よくぞ、言ってくれた! よくそこまでこぎ着けた!

「先生、私たちいい子でしょう?!!」

そう、あなたたちは、とてもすてきな若者たちです。

 グループが決まれば、これから自分たちの食事の計画。メニューを作り、予算に合わせて材料を買い、あちらでの食事当番、片付け当番を決めていきます。食器や食事を用意する用具や設備は各ルームに揃っていますが、一番欲しい炊飯器はありません。欲しければ、学校から持って行くのも、今度は生徒たちの役目です。

カウラでは、日本庭園で、桜祭りの一環で日本文化を紹介するお手伝いがあります。

戦時中に亡くなった兵隊さんたちのお墓参りが最大の目的です。

まだ、順次、ご紹介しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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