「留学のその後」プロジェクト

投稿日:2014年10月12日

みなさん、こんにちは。

高校生の時に海外留学をした皆さんにお願いしたいことがあって、これを書いています。

所属していた日本の高校がどこであっても、留学先がどこであってもかまいません。16歳での留学がその後の人生にどう影響しているかを体験者たちに綴っていただこうと思っています。

 留学というのは、突如異文化に囲まれ、通常の機能が一旦停止するところから始まります。生まれたばかりの赤ちゃんと同様、生きていくことを急遽学ばなければなりません。そのショック状態の洗礼を受け、そこから徐々に自分の居場所を確立する作業をしていきます。過程は、みなマチマチです。スピードもマチマチです。体験することも、そこから体得するものもマチマチです。

 ひとつだけ確実に言えることは、その前と後では、自分が大きく成長しているということです。そして、その成長は、自分が意識してもしなくても、その後の人生になんらかのインパクトを持つということです。

 自分についても、自分のアイデンティティについても、日本という国の文化や社会についても、以前よりも意識を持つようになります。自分の将来、人生の目標、生きる道などについてもより真剣に考えるようになります。違う価値観に触れることで、自分のあるいは日本文化の価値観もより鮮明に見えてきます。

 新しい家庭にはいって、親子関係、家族のあり方、生活様式と生活リズム、時間の使い方などが新しい視点から見えてきます。

 生きることの意味を考えるようになります。

 そういう時間を持ったことが、留学が終わった後に、勉学に、仕事に、生活に、子育てに、家族や友達や職場の人々との人間関係に、社会への貢献に、その他いろいろなことに、様々な形で影響してくると思います。

 留学の体験談はたくさんありますが、「その後」に関しては、本当に少ない数しかありません。「留学のその後」がまとまったら、そこには、壮大な人間物語があり、そして、それは、そのまま日本の財産となるものです。

 来年は、ICETの創立20周年となります。その前進である交換留学、そして、違う場所に留学された方々も含め、「その後」を書いていただくプロジェクトを実現したいと思います。

 すでに書き始めてくださった方々もいらっしゃいます。

 内容も長さもテーマも形式も問いません。これから留学する人へのメッセージでもいいですし、留学したことの価値をもっと広く社会に認識してもらうためのものであってもいいですし、また、体験者ご自身が改めてその後の自分の社会観や考え方の変化を認識する機会になるかもしれません。ビジネスやお仕事の紹介でもかまいません。

 切り口は、書いてくださる方にお任せします。

 挿絵、写真の挿入をご希望であれば、それも含めてください。

 さらに、お子さんを送り出された保護者の皆様にも、ぜひ、ご協力をいただきたいと思います。保護者のお立場から。

届いた段階で、ICETのホームページに掲載させていただくこともありますが、まとまったものは、何らかの形で世に出したいと思っております。

どうぞ、よろしくご協力をお願いいたします。

11月末日までに、fusae@icet.edu.au までお送りいただければ幸甚です。

皆様がFBをお使いになっているわけではありませんので、横、縦のお友達どうしで、また、ご家族内で、このことに関係ある方々にお知らせいただければ大変ありがたいです。

FBで、なるべく個人的にお声をかけてみようと思っております。

 

 

 

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