Yr 7 Camp

投稿日:2011年3月5日

 留学に来てから初の野外研修に出かけました。

 ハイスクールに入学したばかりの7年生の合宿に、ICETの生徒が招かれました。

 目的のひとつには、7年生に、多民族多文化の国であるオーストラリアならでは、そして、デイビッドソン・ハイならではの文化体験を味わってもらうため。 そして、もうひとつの目的は、現地の生徒たちと気軽に交流することが難しいと感じる日本人の生徒たちが、キャンパス以外のリラックスした場で交流の機会を持つためです。

 デイビッドソン以外の周辺校は、英語を母国語としない生徒が30%から50%在学しています。シドニーの西部では、全校の80%近い生徒が、本人または両親が外国生まれという学校もあります。デイビッドソンは、シドニーが多文化多民族の文化に変わっていく中で、なぜかポツンとアングロ・サクソン系の生徒のみの学校として取り残されました。外国からの生徒は、唯一ICETの生徒と、数人のヨーロッパやブラジルからの交換留学生だけでした。

 おととしから初めて、中国や韓国からの生徒たちもシニアの部に受け入れるようになりました。

 そんな具合なので、デイビッドソンに来る7年生は、アングロ・サクソンの文化しか知らない生徒が多いのです。そういう生徒たちにとって、ICETの生徒と交流することは、非常に強い文化的な刺激を受けることになります。「鉄は熱いうちに打て」ではありませんが、彼らに異文化に対する偏見ができてしまわないうちに、外国人と生で接することはとても大事なことです。

 ICETの生徒たちにとっても、好奇心いっぱいで、新鮮な学びの場を得た13歳の子供たちとの交流は、「英語がわからない」ということをあまり意識せずに、また、相手から威圧されるような感じを受けることなく、伸び伸びと接することができます。

 実際に、ほとんどの生徒が、「たくさんの友だちができた」「たくさん英語で話せた」「言葉はわからなくても、自分たちに関心を持ってくれたので、ジェスチャーでいっぱい話した」と交流できたことを喜び、全員がそろって、「楽しかった!!」と言って戻ってきました。

 ユカさんの感想が届いています。

 「2月28日から3月2日までyear10とyear7との合同のキャンプがありました。そのキャンプには、ICETがはじめての参加ということで、朝、出かける前にミスター・コロコシアンのお話でとても大切な行事だということをききました。

 今まで日本の学校でキャンプに行くという経験はなかったので、とても楽しみでしたが、その反面オージーの中に入ってやっていけるか、言葉が通じるか、などというのがとても不安でした。

 しかし、いざ行ってみると、とても楽しかったです。オージーで同じ班の人が積極的に話してくれるおかげで、たくさん話せたし自分からも話しかけていけました。そして学校に帰ってきてからも、会うと挨拶や会話をできるようになりました。

 このキャンプの機会を与えて下さった方々に感謝したいです。」

 こういう種類の合宿は、互いの信頼を築き、勇気を持たせるためのアクティビティがたくさん用意されています。

 ICETの生徒たちには、心臓がドキドキするような活動もあったようですが、でも、みな、がんばって挑戦し、たくさんの思い出を作ってきたようです。

 今回の合宿には、Yr7のガイダンス役として選定されたYr10の生徒たちも参加し、ICETの生徒たちは、同年生との交流も図れる場となりました。

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