Sydney Kings
投稿日:2014年11月29日
プロのバスケットボールプレーヤーが学校に来ました。
生徒たちにトレーニングの機会を、ということです。
生徒たちの練習への気合いの入り様がまったく普段とは違ったとのこと。
でも、グラウンドにポーンと飲み終わった空のペットボトルを捨てていくマナーに、本当に熱心に選手たちの来校をアレンジされたK先生は大失望。プロだからこそ、きちんとしたマナーが余計に期待されるのに。
試合の無料券をたくさんいただいたのですが、残念ながら、試合は、1年組の帰国後なので、12年生のみ、その楽しみを味わうことができそうです。
話は違いますが、ここ数日、オーストラリアは国中が喪に服している感があります。
クリケットのヒーロー、フィル ヒュー選手が試合中の事故でなくなったからです。クリケットに詳しくないので、どのくらいの大人物かということは、報道で知るようになったのですが、本当に惜しまれています。
この週末で26歳になるというまだ少年のように純粋な感じのする若い選手です。試合中にマスクと鉄の棒がついたヘルメットをかぶっているのですが、ヘルメットと首のわずかな隙間にボールがあたり、首の動脈が切れてしまったとのこと。
クリケット史上でも例のないできごとであり、それが起こったこと自体が信じられない事故だということですが、世界に名を馳せる選手になっていても、お父さんの農場を手伝い、「クリケットがなければ農場で過ごすのが一番好き」という実に素朴な人柄。チームメートたちにとっても、プロとしての卓越した技能だけでなく、その人柄がかけがえなく大事なものだったようです。
過去のインタビューを見ていると、自然にその人柄に惹き付けられます。スポーツでも何でも、優れた技能に花を添えるものは、人柄なのですね。
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今日は、School Spectacularの公演の最終日です。
シドニーのど真ん中にあるエンターテインメントセンターでの公演。NSW州のいろいろな学校から集まってきた精鋭たちの踊りや歌が繰り広げられます。ダンスには、カホさんが。クワイアにはアケミさんとアヤカさんが。水曜日から毎日リハーサルを繰り返し、本番の昨日と今日は、朝から夜中まで。
本当によくがんばっています。気力とアドレナリンで持たせているのではないかと思うほどに強行な日程をこなしています。
3万を超える聴衆を前にして演じる体験は、生涯を通しての思い出となるものでしょう。よくがんばってきました。
3名のそのがんばりに、そして、生徒たちをリードされてきた担当のDHSの先生方 Miss GibbとMrs. Morrowに敬意を表します。