Respect-Responsibility-Effortはみなつながっている
投稿日:2015年2月4日
私たちは、毎日、行動を選択をしています。
朝起きる時間も選択。何を食べるかも選択。何を着るかも選択。何をするかも選択。
誰と、どのようにつき合うかも選択。
選択しないことも選択。私たちのすることなすこと考えること、すべてが選択です。
それを意識して選択している人もいれば、惰性で何も意識することなく選択していることもありましょう。
その選択が、人生を創り、生き方の軌跡を刻み、そして、ひとつの人生のストーリーを作っていくことを意識している人もいれば、意識していない人もいます。
新しい物事に挑戦する時、例えば留学のように、最初の数週間は、緊張しているために、ベストの行動を示します。慣れてくるに従って、言葉が乱れ、礼儀が乱れ、(自分に誓い)約束したことが守れなくなり、人々に向ける表情に相手に対する考慮が消え、最初にできていたことが徐々にできなくなっていくことがあります。
これは、人間の常です。
なぜならば、新しい挑戦の最初に見せるものは、新しく作り出しているものであって、徐々にできなくなっていくのは、徐々に、自分が以前に慣れていた状態に戻っていくからです。
新しいことに挑戦するのは、実は、そんなに難しくはないのです。ちょっと勇気を出したらできます。それは、新しいことに挑戦することには、ときめきがあるからです。
逆に、新しくできるようになったことを新しいスタンダードとして保つことのほうが、むしろ難しいのです。なぜなら、惰性に流されることは、とってもらくですが、水準を保つには、意識と努力が要ります。
意識せず、努力を抜けば、元に戻る。これは、まったく自然です。
でも、それだと、せっかく自分に誓ったことは、何だったの? ということになります。
できたことを水準として保てば、新しく自分にプラスされたものがあり、それは、さらに水準を高めることに通じます。流され、惰性に落ち、水準を落とせば、せっかくできたことでさえ消えてしまい、もう一度そこに戻るには、また新しい努力を追加しなければならなくなります。
高い水準を保つことは、努力が要ります。でも、それを約束した限り、それを保つことは自分の責任となってきます。その努力を続け、そこに見える自分が、誇りとなり、尊厳となり、そして、やがて、それが自分自身の本物の中身となっていきます。
特にそれが数値を出すことではなく、姿勢であれば、その姿勢が、新しい環境で出会った人々の respect を得るものとなります。信頼も得られます。
学校にいても、ホストファミリーにいても、
礼儀や言動が良い、約束を守る、他の人々に16歳の爽やかな笑顔を向ける、挨拶をする、しっかりと返事をする、きちんと伝達をする、相手の目を見て話す、
といったことは、誰と競争するわけでもなく、他の何かを犠牲にするものでもなく、その人のなりを創るものであるのならば、ぜひとも、自分が新たな挑戦の最初の日々で見せた水準を自分のものとしていって欲しいものですね。
留学当日からそのすばらしい姿勢を持ち続けている人たち、いいですね。
最初の緊張感をすでに忘れてしまった人たちがいたら、自分の毎日の行動にしっかりと視線を向けましょう。勉学の前に、まず、姿勢です。
Respect – Responsibility – Effortは、みなつながっています。そして、そのどれもが、私たち自身を高めるものであり、それが総合したら、相乗効果は、とても大きなものとなります。