寄付のお礼
投稿日:2011年3月18日
マキロップで、2月25日に洪水の被害者のための募金活動が行われ、Gannawarra地区に寄付されたことはお話しました。
それに対する感謝状が、5名の生徒たちに届きました。以下、その邦訳です。
マキロップ・カレッジのミホ、ミズキ、アキホ、ユリア、マコに
Gannawarraの洪水犠牲者のための義捐金として522ドルの寄付をありがとうございました。焼きソバを作って人々から寄付を得るというのは、とてもいい考えであり、それを率先して実践してくれたあなたたちに大きく感謝します。
Gannawarra地域は、洪水でひどい被害にあい、普通の生活に戻るまでには、まだ多くの時間を必要とします。あなたたちの活動は、ここに住む人々の心をとても打つものです。他の人々がここまでして私たちのことを心配し思っていてくれるのだ、がんばらなければ、と私たちの気持ちの支えになります。
心から感謝します。
Gannawarra地区代表 キース・デン・ハウティング
以上です。
スワンヒルの近隣の人々のお役に立てたことは、5名の生徒たちにとっても、とても喜ばしいことだったと思います。
今週はじめに、この近隣の人々を興奮させるニュースがありました。イギリスのウイリアム王子の訪問が発表されたからです。訪問先は、Kerung(ケラング)とMurabit(マラビット)。 Kerungは、スワンヒルの隣町です。隣といっても70キロ弱も離れたところです。かつて、チエさんというマキロップに通う生徒がこの町のファミリーにお世話になりました。洪水の際には、3000人が避難し、スワンヒルとの道は寸断され、しばらく通ることができませんでした。
Murabitは、幹線道路からはずれた小さな小さな村です。月に一度、ここで、この近隣の人々のために市(イチ)が開かれる以外は、本当に静かなところです。村に行く道は舗装はしてあるものの狭く、時々、家がポツリポツリと見えるようなところです。
そんな地図にあるかないかのような小さな村で、ウイリアム王子が、洪水の被害者の義捐金を募るためにBBQを開催する、というものです。これは、スワンヒル近隣の人々にとっては、まさに、ニュースです。
皆さん御存知かもしれませんが、オーストラリアの元首は、イギリスのエリザベス女王です。首都キャンベラに総督と呼ばれる人がいて、独立国家のようにみえて独立国家ではない、興味深い状態にあります。ウイリアム王子は元首の子息ですので、オーストラリアにとっては、単に英国王室の王子という以上の意味を持ちます。オーストラリアが共和国として独立しなければ、じきに、オーストラリアの元首になるかもしれない人物です。
ウイリアム王子は、今日、クライスト・チャーチで、地震で亡くなった方々の鎮魂式に出席する予定です。「結婚式に使うお金を被災者復興支援にあてたい」という言葉に人々が痛く感動している、というニュースがありました。
MLCでは、ユミさんとリホさんが中心となり、MLCの先生方や、日本語を勉強している生徒たちの協力を得て、23日に募金活動をすることになりました。二人は、周りの協力をとても喜び、自ら動いたことに心の張りを感じています。
昨日、とても悲しいニュースが入ってきました。ICETの生徒が数年にわたってお世話になったLibby Dunstonさんが、逝去されました。Libbyさんは、長い間MacKillop Collegeで先生をされ、地域の発展にもいろいろな形で参画されていました。子供たちの成長に熱心に関わってくださいました。ここ数年病気を患われ、メルボルンの病院で去年大手術を受け、九死に一生を得て、回復されている途中でした。
Libbyさん、たくさんの子供たちを温かく包んでくださってありがとうございました。あなたの優しい笑顔は、大勢の人々の心に刻まれていることでしょう。私の心の中にも、いろいろな場面でのあなたが刻まれています。光り輝くものをたくさん残してくださったことに感謝します。