Sydney Challenge

投稿日:2011年3月25日

  毎年、シドニー・チャレンジと呼ばれる野外研修があります。

  シドニーを探検してみよう、という主旨のものです。生徒たちが、グループを組み、自分たちが行ってみたいところを選び、そこについてリサーチし、バスなどの公共の乗り物を調べ、日程表を作成します。その過程がそのままESLの一つの学習過程です。

 その上で「探検」に出ます。先生たちは手分けで、要所となる場所に待機し、グループの移動があるごとに、生徒たちと連絡を取りながら、遠隔から見守ります。

 生徒たちは、その「冒険」をとても楽しみます。でも、去年から、この形で実行することができなくなっています。NSW州教育省の生徒の安全に関する規則がますますと厳しくなり、学校のカリキュラム下で実施される学習活動においては、引率のない活動を実施することがほぼ不可能なのです。

 ということで、去年からは、先生と一緒にシドニーの街に出かけるようになっています。

 Mr. Kolokossian(コロコシアン)の引率で、学校の近くのショッピングセンターに集合し、バスでManlyに。そこから、フェリーで市内へ。あたかもオペラ・ハウスに向かっているかのように船が進み、眼前に白い大きな貝殻が迫ってくる瞬間は、シドニーでも最も美しい光景のひとつです。

 オペラ・ハウスのすぐそばにある植物園でランチ。美術館からセント・メアリー寺院のほうに向かって歩き、最後にブリッジを歩いて渡ってから帰路のバスに乗る、というものです。わずか、6時間でこれだけをこなそうというのですから、急げ、急げの旅だったことでしょう。

 ちょうど、同じ時期に、日本からの小旅行の高校生たちが丸1日の市内自由見学をしたという話を聞いたばかりだったので、たった5日間外国から旅行にきた生徒たちが自由に探検できるのに、そこに住み学校に通学している生徒たちが、逆に、規律に拘束されて動けないという状態が皮肉に思えました。

 コタロウ君の感想が届いています。

 「シドニーチャレンジでは、初めてのところに行くことができ、疲れたけれど楽しかったです。とくに、マンリービーチは、きれいで、時間がもう少しあれば、もっと歩きたかったです。シドニーにはまた行ったことがないところがたくさんあるので、機会を作って行ってみたいと思います。」 by Kotaro

 先週、シンイチ君から、今までの感想を綴ったものが届きました。

 「僕たちは1月23日にオーストラリアのシドニーに着きました。とてもわくわくしていたので着いたらとても興奮しました。でも飛行機の中で9時間一睡もできなかったのでゴールドコーストからシドニー行きの飛行機でかなり酔いました。そしてなんとか耐えてシドニーの空港に着くと、ミスターコロコシアンやミスターマニング、ミスターギャビン、そしてふさえ先生が迎えに来てくれました。ふさえ先生は面識があったけれど、他の3人の先生達は会ったこともなかったから少し怖かったです。そして、バスで学校まで行きました。学校に着く前にオペラハウスやハーバーブリッジを通りました。バス内から「すごいー」とか聞こえてきたけれど、僕はあんまりオーストラリアにいるという実感がわかなかったです。そして、学校について先輩たちと1日早く来ていた盛岡中央の人達と会いました。先輩も皆優しそうでよかったです。そしてジャン・ジョンズ・ルームで先生達の話を聞いてその後に英語のボードでゲームみたいなのをしました。やっぱり最初はぜんぜん理解できなかったです。最後に先輩たちからオーストラリアで成功するアドバイスを聞いてホストファミリーの人達とあいました。とても優しそうなホストマザーでしたが、実際とても優しくてうれしかったです。でもまだ気をつかってしまうところもあるので早く慣れていきたいです。」 by Shinichi

 少し、掲載が遅れて申し訳なかったのですが、ユリナさん、ユキさんからも感想文が届いています。ユリナさんのはもうひとつあるので、次の機会に掲載します。

 「どーも!ゆりなです!こっちにきてもうすぐで2ヶ月が経ちます。英語がしゃべれるようになったっていう実感はありませんが、最初来た時よりいろんなことが理解できるようになりました。ホストファミリーとの生活もとても楽しいです! Weekendには、友達を呼んでホームパーティなどがよくあります♪ ホストママはめちゃくちゃ料理が上手で、毎日お店に出てくるようなご飯を食べています(笑) だからどんどん太ってきています(笑)これからまだまだ楽しいことあると思うから楽しみでーす♪   by Yurina

 ユキさんからも、記事が届いています。ユキさんとユカさんは、オーディションを経て、10年生のみで組むダンス・アンサンブルのメンバーに選ばれています。

 NSW州には、ロック・エステッドフォドという催しがあります。各ハイスクールがオリジナルのミュージカルを制作し競うものです。すべてが手作りで、準備に、半年かかります。DHSは、プレミアム級という最も高いレベルで競うのですが、毎年、多数の賞を獲得します。ユキさんとユカさんは、それに参加するオーディションにも格しました。                                 

 「こんにちは。ユキです。オーストラリアに来てから早一ヶ月半ぐらいが経ちました。
こっちに来てから時間が経つのが日に日に早く感じます。ホストファミリーはすごく優しくて毎日本当に楽しいです。例えば、ホストシスターは3歳と5歳でとても可愛くて一緒に話したり、遊んだり、しています。だから家にいる時間は私にとって本当に大切な時間です。だから毎日家に帰るのが楽しみです。ホストママとパパは優しくて勉強を教えてくれたり
ときどき自分の英語をなおしてくれたりとても親切にしてくれています。学校生活では初めは英語が早くて聞き取れなかったりしたけれど、最近では少しはわかるようになってきて会話ができたときはすごく嬉しいです。また、私はデイビットソンでダンスを始めました。毎週、金曜日にレッスンを受けていてすごくいい刺激になっています。また来週からは7月と9月にある舞台に向けて毎週日曜日に練習が始まります。これからダンスも英語もベストをつくしていきたいです。 by Yuki

(写真は、Mr. Kolokossianからの提供)

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