私の週末2
投稿日:2011年5月31日
ユリナさんから寄稿がありました。写真付きです。
「今週の土曜日は、朝からJCSボランティアに参加しました。朝早いのは苦手ですが頑張って起きて行っています(笑)
最近は、小学1年生(コアラ組)のクラスのアシスタントをしています。クラスの人数は少なく、男の子2人と女の子4人の6人のクラスです。みんなとても元気で、常に飛びついてきます。みんなすぐ、なついてくれて、ちゃんと「ゆりなー」と呼んでくれます!
最初名前を呼ばれた時は、名前を覚えてもらえるってすごい事だなと思いました。オーストラリアの友達に名前を呼ばれた時も同じで、自分の存在がちゃんとあるんだなと嬉しく思います。
子供たちとも仲良くなれましたが、先生やママさんたちとも仲良くなりました。
毎週ママさんたちに会うたびに、「ゆりなちゃん、来週もコアラ組来て~」と言われるので喜んで毎週参加しています。
本当ならアシスタントの私は、先生の話を聞いてない子を注意する役なのですが、「ゆりなの声の方がうるさいよー」と子供たちに言われてしまったり、子供たちが話すことを止めながら、一緒に遊んでしまったりする時もしばしば(笑)
子供たちのパワフルさに負けないように、私もいつも以上に元気全快でいこうと思います!あ!もちろん勉強の面で!
それと、JCSに毎週行き過ぎたのか、校歌まで歌えるようになりました(笑)
JCSのあとに、ゆかのbirthday partyに行ってきました!ゆかのpartyは16人くらい?の人が来ていました!
ICETから8人とDavidsonの子が8人くらいでした。私のホストの家でもhome partyは毎週のようにあるのですが、同じくらいの年の子とpartyは初めてだったのですごく楽しかったです。
日本の誕生日とは違って、音楽かけてみんなで踊ったり、話したり、歌ったり、みんなのテンションがおかしくて面白かったです。改めて、オーストラリア最高だー!と思いました!これからもっといろんなことに参加して楽しみたいです!!
今週も密度の濃いweekendになってよかったです!」 by Yurina
以上、ユリナさんの週末の様子でした。みんな、楽しんでいるようですね。それぞれに。
留学生活の中で、彼女がリーダーとして活躍しているところがいろいろな場面で観られます。土曜日の日本語学校もそのひとつです。誰が参加するのか、どのクラスを担当するのか、人数の調整、あちらの担当の先生との連絡など、ユリナさんがすべて行っています。その徹底した仕切りぶりと責任を持つ姿勢に感心します。
徐々に進んでいる折り紙とメッセージのクラフト制作、これも、生徒たちが時間のある時を見て、自主的に進めていっています。
URA Forumもそうです。12年生が毎週各学年のリーダーたちとミーティングを開催し、着々と進めています。
大人がお膳立てするよりも、彼らの自主性に任せておいたほうが、ずっと、いいものができます。大人は、きっかけを作り、方向性だけを示せばいいのでしょう。
日本は、今、「マニュアル人間」(これは私が勝手に呼んでいるだけです)が増えてきてしまっています。枠があり、役目があれば、すばらしい仕事をします。でも、一旦、その枠を外れて、自分に言われたあるいは期待された役目が消えてしまうと、どう動いていいのかわからない、だから動けない、というものです。そして、悲惨なのは、その枠から抜け出てはいけないというような意識があることです。つまり、自分という人間を自由にできない、ということです。
多くの場合、その枠を出て違うことをすれば、叱られたり、生意気だと言われたり、頭をたたかれるような結果になることを子どもたちは怖れています。実際に小・中でそうした体験を持つ生徒が残念ながら少なくありません。
留学、というかICETでは、その枠を外すことを求められます。学校でも、家でも、社会活動においても。枠というのは、大人が作ったシステム、組織、構造のことです。そして、大人が作った社会から植え込まれる意識です。でも、そこに留まるのではなく、自主性を持って動く。自分の気付きを増やし、実践に移す。そして、自分の存在を感じ、それを大きく育てていくことが大事です。
それが、生徒たちのこの1年間の大きな目的のひとつです。