去年、アイスランドで火山が爆発し、灰が空を舞うために航空活動が麻痺したことがありました。

　同じことがオーストラリアで起こっています。爆発は、遠く離れたチリで起ったものです。でも、煙は、オーストラリアに到達し、先週からオーストラリアの飛行機の便は混乱し続けています。

　メルボルン、続いてアデレードの空港の離発着ができなくなり、大混乱。そして、ようやく元に戻って落ち着いたかと思った矢先、今度は、メルボルン、キャンベラ、そして、シドニーからの離発着がすべて停止となりました。

　テレビに映る空港は、閑散としています。

　Mr. Manningがこれに巻き込まれてしまいました。スワンヒルで2日間生徒たちと過ごした後、昨夜、シドニーに戻る予定だったのですが、便の目処は全くつかず、急遽、お友だちの家に泊めていただくことになりました。そして、幸運にも今朝出発の電車のチケットが取れたということで、電車でシドニーに。丸1日かかって、到着は、なんと真夜中ということ。

　シドニーでもそれに伴って、いろいろな予定変更が起こってきます。突発的なことが起こると、現代に生きる人々が、普段、どれだけギチギチに詰まった予定の中で生活していることがよくわかります。

　私の予定にも影響がありそうです。

　Gold Coast の生徒たちに会いに行くために、2学期に入ってずっと時間の調整をしてきました。生徒たちのテニスの練習と試合、そして、コーディネーターの民子さんの予定、私の予定がちっともかみ合わないまま、とうとう2学期の終わりまで来てしまいました。ゴールド・コーストの学校が休暇に入った今週、23日に遂にそれが実現することになったというのに・・・

　民子さんが常駐されているので何も心配することはないのですが、生徒とは勉強会を開く予定でした。今日の飛行具合を見てのことですが、明日行けないことになると、また1ヶ月近く予定を入れることができません。

　マグマの力の前にいさぎよく降参するしかないようです。