ストレス対処法
投稿日:2011年6月25日
チリの火山の粉塵は、オーストラリアの空からは消えたようです。
フライトは元に戻りましたが、フライトのキャンセルという憂き目にあった人々は、それぞれの大幅予定変更を余儀なくされています。Mr. Manningも1時間半のフライトの代わりに、13時間余のバス(電車ではなく、バス3台のコンボイで)の旅は、相当にきつかったようです。肉体的な疲労もでしょうが、2日間のロスから生まれる精神的なストレスのほうが遥かに重かったようです。
すべての飛行予定が元に戻った昨日の朝の空港は、整然としていました。
たった1日違うだけで、周りの時間の流れが如何様にでも変わる状態を見て、何か、とても不思議な気分になりました。時間って、なんだろう・・・。日常の営みって、なんなのだろう・・・と。
そして、1日ではなく、わずか数分の違いで、生死すらも別った東日本の人々。
水平線から眩しく登る旭の強い光を感じながら、命、時間、この世に生を受けることの意味など、いろいろと考える時間となりました。
久々のゴールド・コーストです。学芸館の3名と、ウインブルドンに遠征中のナオさんを除き、プロワンからの3名が参加しました。
みんな、とても元気でした。数週間体調がすぐれない先生を心配しながらも、生徒たちは学習に、そして、テニスの練習に一生懸命様子がよく伝わってきました。
人生は、壁にぶつかることなく生きていくことはできません。壁にはできればぶつからない方がいいのですが、でも、そこに壁が待っていることに気付くことはなかなか難しいことです。
壊せない壁に体当たりしても無駄なだけです。壊せないものなら避けて通るほうが賢明。壊すことに意義がある壁ならぶつかればいい。でも、それで自分を壊してしまったら元も子もありません。どう、上手に壁を乗り越えるればいいのか、疲れて心身ともにスタミナが切れそうになったらどうすればいいのか。健全なエネルギーをどう確保するか。
こうしたことは誰にも必要な姿勢ですが、特に、スポーツの勝ち負けに日々挑み、エネルギーの浮き沈みを激しく感じている人々には、その対処法がとても大事なこととなります。
そんなことを学習し、議論している間に、7時間があっという間に経ってしまいました「3月にこれを知っていたかった!」と言う生徒がいましたが、でも、それは、自分の力で立派に壁を乗り越えたからこそ、笑って言えたことでしょう。
いろいろなことがあっても、みんなで力を合わせて、がんばっていることにエールを送ります。がんばっているのは、シドニーもスワンヒルもみな同じです。