12年生、卒業おめでとう!!!
投稿日:2010年9月17日
実際の卒業式よりも一足先に12年生の卒業の祝賀会が開催されました。12年生の履修科目の授業が終了するのが9月23日。それから試験休みに入って、10月14日から11月17日までがHSC。
HSC-Higher School Certificateというのは、州ごとに教育省が実施する高等学校統一卒業試験と呼ばれるものです。百を超える教科が試験の対象となります。教科が100以上ですよ!日本では考えられないことです。
通常1教科は2単位で、週4時限学びます。生徒たちは、11年生で12単位、そして、12年生で10単位を履修します。科目は、Englishのみが必修で、基本的にあとはどんな教科を選んでもいいのです。このHSCが終了したら、卒業ということになります。
ICETを通して留学している生徒たちは、すごい体験を経ます。
日本における大学受験は、人生の中でも大きなできごとです。日本の場合には、この難関を通るために、中学校、高校の勉強があるといっても言い過ぎではありません。
オーストラリアには、ハイスクールの最後の年に、卒業と、大学の学部を決める卒業試験があります。これ自体、高校最後の最も大きな出来事です。
ICETの12年生は、そのふたつを同時にこなすのです。本当にすごいことです。でも、もっとすごいことは、そのふたつを楽しんでこなしていく生徒たちがいることです。
勉強が楽しい
やったことの成果を見ることが楽しい
どこまで挑戦できるかみてみたい
そんな気持ちで、2つの大きな試験に臨むのですね。すごいものです。
祝賀会は、人生の中でのひとつの大きなことを達成した喜びに満ちていました。それを称える人々も、誇りに満ちていました。
お世話になったたくさんの先生がたが出席してくださり、一人ひとりの先生が、思い出を語り、生徒の将来に向けてすばらしい祝辞を述べてくださいました。
2010年度の卒業生は4名。
美甘莉甫さん、多賀阿沙奈さん、八田旭君、そして、高尾由紀さん。
4人は、オーストラリアのハイスクールにおける高校生活を立派にやりぬき、そして、自分のベストの成果を出したことに、心からの誇りと達成感を感じています。この達成感は、これからの人生に大きな誇りを与えるものです。そして、最高の糧ともなるものです。
がんばってきたことに、そして、多くの苦難を乗り越え、最後まで自分の意志を貫徹し、立派にやり遂げたことに心からの賛辞を送ります。まさに、七転び八起きの精神で、どんな辛いことがあっても、それを乗り越えてきました。
その体験は、将来、どんな辛いことが人生に起こっても、きっと、乗り越えていけるだけの知恵と力を自分の中に培っているはずです。
デイビッドソンのコージー校長先生からのメッセージがあります。HPに掲載しますので、それも読んでください。
4人は、今、日本で大学を受験しています。彼らがベストを出せること、そして、それぞれの志望の大学に進めることを、読者の皆様も一緒に祈ってください。