日本からのお客様
投稿日:2011年9月24日
ここのところ、日本からのお客様が相次いでいます。
先日は、恵莉さんが。受験を控えている12年生が受験へのアドバイスを受けました。
その前には、香苗さんから、同じ大学を受験する生徒に2時間余にわたる細かい受験指導がありました。
裕香子さんも訪ねてきてくれました。帰国後の生活、そして、大学受験の準備と、たくさんいろいろな体験談を聞かせてもらったことでしょう。旧交を温める場面もありました。
既にその道を通った先輩たちがオーストラリアでの時間を懐かしみながら後輩に直接語る言葉には、大きな重みがあることでしょう。
とてもありがたいことです。
そろそろ休暇に入る時期となり、日本のご家族も来てくださっています。
ランナさん、ユキさん、アユミさんの親御さんが訪問してくださいました。
日本とはあまりにもかけ離れた雰囲気に少しびっくりされるところもあるようですが、でも、子供たちの様子をじかに見ていただくことは、こちらでの生活のインパクトを理解していただくよい機会だと思います。
ビックリ箱のふたを取って、ちょっとだけ顔を出し、キョロキョロと周りの様子を探っていた留学当初に比べたら、今は、思い切りバネに弾みをつけ、外に飛び出した状態にあります。
お一人が、「こんなに伸び伸びしているのであれば、日本に戻ったときが大変でしょうね」と奇しくもおっしゃったのですが、まさに、このバネを抑えてビックリ箱の中にどう戻すかが、4学期の課題のひとつになります。日本の文化にどう再フィットさせるか・・・
このテーマについては、また、徐々に、このブログで触れさせていただきます。
留学中の保護者の訪問を禁じている留学プログラムが多くある中で、ICETは、保護者の皆様のご来豪を歓迎しています。
その理由は、いくつかあります。
1年が通常の生活の9年分の成長を遂げるというほどにインパクトがある留学ならば、その1年を過ごした物理的な環境、ホストファミリーを初めとして子供を普段囲む人々、参加している活動などを直接に触れていただくことで、子供への理解が増します。
同じ場を共有することで、これからの未来の中で共有できる思い出がたくさんできます。
そして、家庭、家というそれまでの環境から離れたところで、親と子という関係から一歩客観性を置き、これまでとは違う別の線上に立って互いの異なる人格を通した絆を確認する機会が生まれることです。
ここで生徒たちと毎日を過ごしている先生たちにとっても、生徒の背景にある保護者の皆さんにお会いできることは貴重な時間であり、そして、直接に生徒の成長をお伝えできることは大きな喜びとするところです。
同時に、1年間逢わないと誓って出てきたのだから、「親には来て欲しくない」という生徒もいます。その裏には、自分だけが嬉しい思いをするのは友だちに申し訳ないという気持ちがあったり、これだけ気を張ってがんばっているのに、親の顔をみた途端にホームシックにかかるのではないかという不安をもつこともあるようです。
そうした気持ちを尊重しながら、関係者全員にこうした機会の意義と良いエネルギーの昂揚ができるだけ感じられるものであったらいいなと思っています。