ボランティア活動
投稿日:2011年10月26日
何回か続いている「目的」のテーマから少しずれて、今回は、ボランティア活動についてです。
NSW州では、ボランティア活動をした生徒たちに、知事賞というものが与えられます。ICETの生徒たちも去年から応募するようになりました。40時間以上の参加があれば、受賞資格があります。ICETの生徒たちは、全員この範囲をらくに越えています。年間100時間を越す生徒も少なくありません。
受賞するために生徒がすることは、ノートに活動の名前を記入し、その時間を証明できる人の署名をもらうだけのことです。でも、これをしない生徒もいます。受賞ということに重きを置いていないということなのかもしれないのですが、もったいない話です。
知事賞は、翌年の2月頃に学校に届きます。
ICETの生徒たちのボランティア活動は、現地の学校行事に寄与するものが主です。以前は、地域の公共施設やお店、福祉施設などで定期にお手伝いさせていただくことが可能だったのですが、今は、危険防止の条例が厳しくなり、徐々に参加できる範囲が狭まってきています。いろいろなボランティア活動への参加の機会はあっても、求められる人材は、高校生の留学生は、保険の問題や言語の問題や現場での動きに慣れていないという理由から最下位になってしまうのが現状です。
ビーチのお掃除とか、植林活動のように比較的容易に参加できるものもあるのですが、移動をホストにお願いしたり、専用バスが必要という違う側面のアレンジが要ります。
今年は、募金活動と日本語を教える活動がふたつの柱になりました。
クイーンスランドの洪水、ビクトリア州での洪水、ニュージーランドの地震、日本の津波と、自然災害のための募金活動でした。
JCSという組織の下で日本語を教える活動においては、それだけで40時間を超える生徒が2名います。
先週はじめからは、11月の下旬から岡山学芸館高等学校でお世話になるデイビッドソン・ハイの生徒、TamsynとJordanの日本語教室が始まりました。先生は、言うまでもなくICETの生徒たちです。ほぼ毎日、ランチタイムに行われています。
来月には、Enrichment Dayという小学校5年生のハイスクールでの「体験学習」をリードする役目も待っています。
トルコの地震の募金活動を計画したいと申し出てきた生徒がいます。残りの時間の中でどう組めるか思案の要るところです。