ICET20周年同窓会東京開催

投稿日:2010年11月10日

 ICETの卒業生の絆がとても強いことは、卒業生が実感しているところです。異国で1年間一緒に共有した体験は、他の誰とも共有することのできない、強い、強い連帯感を生み出すものなのだろうと思います。その連帯感があってこそ、留学後の人生にも張りがあり、互いに支えあう糧になるのでしょう。同窓会は、その連帯を縦にもつなぐものです。

 それぞれの学年で、集まる機会がよくあるということは、しばしば耳にします。「自然に寄り集まってくるような感じがする」「一緒にいると安心感がある」「言わなくてもわかってもらえるものがある」「切っても切れない縁」とある卒業生が表現していました。

 2005年にICETの同窓会が岡山でありました。盛岡中央高校や、その他の高校から留学された方々から、「岡山は少し遠い、もう少し、日本の真ん中で」という声があがり、次は東京で、という約束があったのですが、その約束が果たされる運びとなりました。

 新沼孝徳さん、宮島香苗さんを中心に、何人も幹事役を勤めてくださる方々が立候補してくださり、すでに、事が動き始めています。開催は、

 2011年1月8日

 東京 (場所の選定は、ある程度人数が固まってからということになるのだと思います)

 時間 午後2時から8時まで 

 さて、ここで、皆さんへのお願いです。

 ICETの卒業生、あるいは、そのご家族を御存知の方は、同窓会があること、できるだけ参加して欲しいこと、そして、さらに、その方々のお友だちにも同じようにお伝えくださるよう、お声をかけていただけますでしょうか。

 どのようなお立場であられても、同窓会開催予定があることをよりたくさんの方々にお知らせいただけますと、非常にありがたいです。

 出欠は、下記のURLでお願いします。頭にあるICET OB Newsletterの上でクリックすると、出欠を記入する用紙が出てきます。

http://icet-ob.org/alumni2011/20.html

 ICETは、1990年に岡山学芸館高等学校英語科の生徒1クラス全員をオーストラリアの学校の中に受け入れ、その代わりに、オーストラリアの生徒たちを日本で受け入れていただくという交換留学制度をNSW州政府教育省の協力を得て設立し、91年に実際に交換が始まりました。

 1年の終わりに得られるものが、最大の成果であることを求めて紆余曲折した結果、現在のICETの形態になったのが1995年からです。

 今でこそ、留学は珍しくありませんが、1クラス全員を出すということは、当時では極めて斬新なアイディアで、森校長先生の時代を超えた先見の明により、その恩恵は多くの若者の上にもたらされました。「そんな大それたプログラムが続くはずが無い」と考える人々が多かったという時代ですが、英語科の守屋先生、赤松先生の超人的な熱意と努力により、プログラムは、着実に根を下していきました。

 岡山市内では、奥山進氏を中心に、オーストラリアからの留学生をホストし、支援するためのグローバル・ビレッジが設立され、異文化の違いを乗り越えるために大変なご苦労をしていただいた一方、外国の子供たちをホストする楽しさもまた味わっていただきました。

 途中から、盛岡中央高等学校進学留学科の生徒さんたちが、ICETのプログラムに参加してくださるようになりました。それ以外の学校から個人で参加してくださった方々もあります。中央高校では、その後、国際フォーラムが開催されるようになり、ICETの卒業生に、帰国後活躍できる場が提供されています。

  来年からは、さらに、大阪学芸高等学校の生徒さんたちの参加があります。日本の高等学校からプログラムへの支援が得られることは、とても嬉しいことです。

 沈没するだろうと予想されながら広い海原に航海を始めたこのプログラムですが、各方面からのいろいろなご尽力があって、ついに20年を迎えました。20年という年月は、過ぎてみればあっという間ですが、でも、決して短いものではありません。参加した一人ひとりの生徒の上に及ぼした影響は、計り知れないものがあると思います。それが、学術的にも、そして、精神面においても、豊かな人生に結びつく体験であったことを願うことは言うまでもありません。

 この20年の間に、ICETのプログラムを体験した生徒さんたちの数は、短期長期をあわせれば、700人を超えるでしょう。インターネットで極めて便利になった時代ですので、同窓会を通じて、卒業生全員に連絡が取れるようなシステムを確立できたら、小さなプログラムだけにみんなの連帯感をもっと強めることができるようになるかもしれませんね。

 1月8日の同窓会は、ICETの20周年の記念すべき同窓会です。

 できるだけたくさんの方々が参加してくださるよう、お友達、知っている方に次々と連絡をしてください!!! 

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