Efforts
投稿日:2012年1月17日
言葉というのはおもしろいものです。
捉え方によって、その言葉が突然に新しい意味を持ちます。
今日は、efforts に関して考えてみましょう。(いろいろな形があるので、effortではなくeffortsにここではしました)
日本語にすると「努力」です。16年の人生の中で、今まで「努力」という言葉を耳にしたいろいろな場面が思い出されるでしょう。「努力のないところに成功はない」「努力は継続することが大事」「精一杯の努力をしなさい」と言われ、自分に言い聞かせ、みなさんは、一生懸命励んできていることでしょう。
努力は楽しいことと感じていますか? それとも、何かを無理やりにでもしなければならない自分に負担になるものと感じていますか? 負担だけれど、でも、やらなきゃ、と。
留学に来ると、’Make an effort.’ という言葉をよく耳にすることになります。
英語の ‘effort’ という言葉は、「何かを達成するために身体的・精神的エネルギーを使う」という意味です。
何かを達成することは楽しいことです。なぜならば、自分をもっと大きく、深く、豊かなものにすることだからです。
達成しようと自分のエネルギーをそれに注入している過程は、とても充実し満たされた時間です。そして、達成した暁には、大きな大きな喜びが待っています。自信も待っています。
日本語の努力という言葉のニュアンスとは、ちょっと違いませんか?
皆さんは、自分のエネルギーをどこに使っていますか? スポーツに、学習に、人間関係に、食べることに、遊ぶことに、寝ることに、本を読むことに、1日のいろいろな場所で使っているでしょう。そして、エネルギーは、自分が一番関心を持つところに集中していきます。
悩むことに集中したら、エネルギーの大方がそこで費やされ、燃え尽きてしまうことだってあります。そこには、達成は、ありません。
ということは、何を達成したいのかが自分の中で明確でないと、efforts を的を得た方向に注入できないことになります。
自分が何に efforts を傾ける用意があるのかを考えてみてください。
具体的な目標は、それぞれが決めることです。その達成に向けて、私たちはいくらでも応援する用意があります。でも、前提があります。
それは、留学してくる生徒一人ひとりが「最高の自分で留学に望む」ということです。個々の目標にエネルギーを注入することはもちろん、全体像としての最高の自分を創る、維持することにエネルギーを注入するということです。
留学は、本当に特別な時間です。ICETのプログラムは、とても特別なものです。オーストラリアでそれに臨む人たちは、先生たちもホストアファミリーもみな、誇りを持って、自分のベスト、最高の自分を注ぐ用意があります。皆さんの親御さんは、あなたが特別なメリットが受けられるよう大変な投資をしてくださり、そのために一生懸命働いていてくださっています。日本の学校の先生がたもみなさんが最高の成果が得られるようその準備に心を砕いてきてくださっています。
留学するあなたには、自分の最高のエネルギーを留学する自分に注入する用意がありますか?
あなたは、他の人々のベストのエネルギーを受ける価値を自分の中に造り出していますか。
用意があれば、いらっしゃい。用意がなければ、飛行機に乗るべきではありません。なぜならば、そこが、あなたがプログラムの参加者、関わる人々全員の喜びになるか、負担になるかの分かれ目だからです。
出発する時間は、刻々と近づいてきています。
自分がどういう覚悟で、どういう姿勢で、何にエネルギーを注ぐために留学するのか、しっかりと考えてきてください。到着早々に問われます。
最高の自分で臨む留学の成果は、今、みなさんが想像しているものを遥かに超えるものです。そういう姿勢で臨んだ先輩に聞いてご覧なさい。みな、1年後の自分は1年前には想像もできない自分に成長していた、ということを口をそろえて言うでしょう。
でも、それは、それなりのエネルギーの注入があったからです。
しっかりと心の準備ができている皆さんをオーストラリアで待っています。とっても楽しみにしながら。