キャンプ最終日

投稿日:2012年1月22日

 3日間は、あっという間でした。

 今日のレッスンの最初は、procrastinationについてでした。口が上手にまわらないような言葉ですが、物事を先送りし、今は、決断しない、やらない、だから、遅らせてしまう、という意味です。

 しなければならないことはわかっている。でも、できない。しない。それは、どこに原因があるのか・・・

 関心がない。わからない。やる気がでない。失敗が怖い。逆に成功して自分の今の立場が変わってしまうことが怖い(友だち関係に影響する、仲間に入れてもらえなくなる、友だちに悪い、いじめられるetc.)。まだ情報不足。ギリギリまで待ったほうが張り切れる。完璧にできるとわからないうちはやりたくない、などなど、数え切れないほどの理由があることでしょう。

 生徒たちは、自分がどんな時に先延ばしにし、それがどんな状況でなぜ起こるのか、その裏にある隠れた気持ちは何なのかといったことをそれぞれに考え、先延ばししないための自分に合った戦略を立てました。

 ICETのSenior Studentsたちは、JBSーJapanese for Background Speakersという日本語のレッスンを履修します。HSC(卒業試験)対象の科目のひとつです。

 中学の終わり頃まで日本で育った生徒がものを考える言語は通常日本語です。高校生は、日本語をまだ発達させている段階です。その時に、日本語を習う機会がなければ、発達など望めるはずもなく、それまでに身に付けた日本語の言語能力も落ちるのみです。

 日本語で、読み、解釈し、物を考え、論理的な思考の訓練をし、見解を表明できる能力を発達させていくことは、極めて重要なことです。そこで、JBSという科目を取り入れ、卒業まで日本語の力を付けていきます。

 JBSを担当する柏木先生に来ていただき、これから2年間どんな勉強をするのか、HSCの試験はどんなものなのかといったお話をしていただきました。

 午後は、要約の仕方の続きとマインドマップの使い方、時間割の作成など。大変な3日間でした。生徒の皆さん、ご苦労様。

 Thank you, Mr. Manning.

 マコさんは、2週間のシドニーでの滞在を終え、再び、ビクトリア州にと発っていきました。一人でがんばっていらっしゃい!! 

 

空にどんな願い事を飛ばしているのかな・・・

今日の海は波がちょっと高め

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