時間割

投稿日:2012年2月2日

 オーストラリアの学校は、1年が4学期に分割されています。

 10週間学校に行き、2週間休み。これを3回繰り返します。そして、最後の4学期の10週間が終わったら、クリスマス・ホリデー。翌年の新学期まで約6~7週間の休暇となります。

 今週は、Term1(1学期)の2週目に相当します。

 1学期には、レクリエーション・スポーツがあり、7年生から10年生まで全員参加します。

 バスケット・ボール、サッカー、クリケット、ラグビー、テニス、サーフィン、ビーチ及び林間ウオーキング、2種類のフィットネス、乗馬などがあります。学校内でできるもの、毎週バスで出かけるものと種類によって、場所によって異なります。昨日の全校集会で赤いポロシャツを着ていたのは、スポーツの日だからです。朝から、スポーツウエアで学校に来ます。

 自分のしたいものが決まり、さて、と張り切ったら、今週は無しということで、ちょっとがっかり・・・

 2学期になると、対抗試合が始まります。他校に出向いたり、他校から訪問してきたり。これがあるから、州全部の学校が同じ日にスポーツをする必要があるのですね。勝ち抜き戦をしていきます。

 4学期には、また、レクリエーション・スポーツに戻ります。上手に組めば、年間を通して5つの種類のスポーツを楽しむことができます。

 生徒たちの時間割には、選択授業と呼ばれているものがあります。

 音楽、ダンス、ドラマ、科学、数学、現代史、古代史、木工、繊維とデザイン、オート(自動車)、美術、社会と文化、マルチ・メディア、フード・テクノロジー、PASS (スポーツ)などの中から、3教科選びます。日本人の生徒には、数学が必修なので、数学+2科目ということになります。

 マルチ・メディアの授業で早速アサインメントをもらったようです。アサインメントというのは、ひとつのプロジェクトを数週間かけて、リサーチし、制作する宿題です。これは、パワー・ポイントを使って、ホリデー・スポットの宣伝を作るというものでした。課題が半分しかわからないから余計に焦るのでしょう。最初は、「こんなのできない、どうしよう」と焦っていたのが、しっかりとわかったら、「よっしゃ、やったるゾ。絶対、いいもの作ったるワ!」と教室に戻って行きました。

 張り切っている様子がビンビンと伝わってきます。なんとも、気持ちいいですネ。

 アサインメントは、科目によって内容が様々に異なります。完成まで時間が数週間あるので、生徒たちには、楽しいものです。ことに、何かを造り出すものであれば。9年生、10年生には、実習を伴うものが多いです。

 1週間の時間割は、1日6時限、週30時限です。

 スポーツと選択授業で、ちょうど、半分。残りの半分は、次の科目が入ります。

 Academic Reading (異なる種類の英文に触れ、読む訓練をします。読解は、他のすべての教科に関係してきます)

 ESL – English as a Second Language (文法を含む英語の構成を学び、語彙を増やします)

 Function of English (Formalな英語の使い方など英語の機能的な使用方法を学びます)

 Reading and Literature (文学作品を読んで主人公の性格や物語の構成を勉強します)

 Global Issues (世界のできごと。大きなニュースや環境問題、社会問題などについて学び、議論します)

 CAPD (唯一日本語で行われる授業です。世界で起きていること、世界の中の日本、留学中の精神的な成長などについて学習します)

 

 11年生と12年生は、全教科が、選択教科ですので、その大変さは、押して知るべし、というところでしょうか。でも、元気で勉強しています。11年生になると、大学のように空き時間が出てくるのですが、たまたま用事で探していたら、図書館で勉強していました。さすが、上級生です。

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