参加できる活動
投稿日:2012年2月4日
1年前の今頃、オーストラリアのクイーンスランド州が大洪水の被害に遭いました。続いてビクトリア州。
今年もまた、NSW州の北部とクイーンスランド州の一部が洪水に見舞われています。日本の北陸から東北地方は豪雪で皆さんご苦労されています。
去年は、その後に、ニュージーランドの地震、日本の地震と津波が続きました。今年は、自然が穏やかでいてくれることを願うのみです。
学校の中で具体的にはどんな活動があるのか、Blues Pointが与えられるものをご紹介します。
日本の学校でクラブ活動として実施されているものは、こちらでは全部、地域の人々によって組織されているので、学校内で実施されているものは、ほとんどが選択教科の延長上にあります。
○ ミュージック関係
コンサートバンド1・2 ステージバンド ミュージック・アンサンブル ボーカル・アンサンブル ロックバンド
○ ダンス関係
ダンス・アンサンブル ロック・エステッドフォド(ミュージカル) ロック・エステッドフォドの舞台装置制作
○ ドラマ関係
ドラマ・アンサンブル
○ SOPA (音楽、演劇、ダンスを合わせた舞台公演)
SOPA出演 (学芸館の生徒たちが用意している「よさこい」を舞台に上げるのが、今年の目標のひとつです) SOPAの舞台装置制作
○ 美術展
写真、絵画、彫刻など自分の作品を時間をかけて制作し、展覧会で展示します。
○ ファッション・ショー
洋服やドレスなどを制作し、ファッションショーで観客の前で披露します。
○ アカデミック・コンペ
数学や科学など、自信のある人は、州や国が実施しているコンペティッションに参加することができます。
○ エコ・クラブ
キャンパス内にある有機野菜の畑の手入れをしたり、毎週木曜日に採れた野菜や花を学校内の先生たちに売って歩いたり、環境について学びます。多くの先生がたが待ってみえるので、毎週、あっという間に売れてしまいます。値段がなく、先生がたが適宜に小銭を入れます。寄付として多めに払う先生たちもおられます。
○ キャンティーンのお手伝い
キャンティーンと呼ばれる売店があります。Morning TeaとLunch Timeに、フルーツ、サンドイッチ、スナックなどが買えます。保護者がボランティアで交代で開いてくださっています。カップ・ラーメンや巻き寿司が人気。ここでお手伝いをすることが可能です。
○ スポーツ関係
水泳大会、アスレティック大会、クロス・カントリーなど、学校中が応援にかけつけるようなものがあります。得意な人は、ここで名を売ります。ICETの生徒が参加すれば、たくさんの応援をもらえるのですが、なかなか勇気が要ることのようです。再来週には、水泳大会があるので、泳げる人たちは、ぜひとも参加して欲しいですネ。
その他、サッカー、野球、バスケットボール、バレーボール、クリケット、ネットボールなどがあります。
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毎日が楽しく仕方がない生徒もいれば、すでに日本に帰りたい気持ちを募らせている生徒もいます。日本を恋しく思うのは自然のことです。
過去にこんな例がありました。最初、毎日涙を流して、日本に帰りたいというのです。ホストファミリーも優しくしてくださり、日本のお家とも頻繁に連絡を取り合い、いろいろな手が尽くされたのですが、帰りたいと泣きます。あまりにも長く続くので、帰国することにしようかと尋ねると、帰らないと首を振ります。涙が笑顔に変わるまでに、丸1ヶ月かかりました。
その生徒は、スクール・バンドで1年間活躍し、最後は、今度は日本に帰るのがいやだと、また1週間毎日涙をこぼすのです。本当に珍しいケースでしたが、でも、留学というのものがどれほどに大きく心を揺さぶるものなのかということはよくわかります。
1年間帰りたい、帰りたいを連発しながら、でも、がんばり通した生徒もいます。
1年間が人生で最高に楽しい年と感じる生徒、逆に苦労が絶えない生徒、新しい生活への対応・融合の仕方は大きく違います。留学の理由、達成目標、性格、それまでの生活態度、学習への姿勢、日本に残した人たちとの関係等々、いろいろなことが絡み合って影響するのでしょう。
すでに帰りたいという気持ちになっている生徒は、常に意識的な努力を要する留学の現実が、日本の快適さの中で想像していたものとはあまりに違い、そのギャップに、今は、圧倒されているのでしょう。
今週はずっと雨続きでした。週末の今日は、久々のすばらしい快晴となりました。この青空の下で、シドニーの美しさに感動し、ホストやお友だちと楽しい時間を過ごしたら、気持ちの切り替えができるかもしれませんね。