ミニ同窓会
投稿日:2012年2月19日
今、この時間、東京の広尾で、ICETの卒業生のミニ同窓会が開かれています。
まだ、始まったばかりで、お互いの自己紹介をしている頃でしょうか。
以下は、会に集まる卒業生たちに贈ったメッセージを少し手直ししたものです。
「皆さん、こんにちは。
今日は、どのようなメンバーの方々がお集まりなのでしょう・・
私は、今、この時間、ゴールド・コーストにいます。
広尾に行きたいと、何度も思ったのですが、卒業生よりも、現在留学中の生徒との時間が私には優先ですので、自分の役目に徹します。従って、皆さんのお集まりに顔を出させていただくことができません。残念ですが・・・
先日、大変おもしろい数字を見つけました。東大の秋口入学が取り沙汰されている中で、東大の学部では、留学する人が0.3%しかいないという数字が出ていました。1%にも満たない数字です。
大学に入ってもまだ、それだけの数しかないのであれば、そして、日本の官僚の多くを占めている東大でそれだけの数字でしかないのであれば、高校生の時に留学したみなさんの価値が一体如何ほどのものであるか、考えてみてください。日本の国際性を担っていくのは、みなさんです。
日本の社会では、留学体験を活かすどころか、むしろ、戻ってくれば、元の枠に戻してしまうようなことをします。
そして、皆さんも、留学中にいろいろに体験したことを引っ込めてしまっているところがありませんか? それを出すとみんなの仲間に入れない、みんなから逆に白い目で見られる、その価値や成長を認めてもらえないみたいな感じがして、いつの間にか、留学中の輝きを失い、留学したことすらも徐々に心の中で薄れていってしまう・・・ いや、心のどこかに閉じ込めてしまっている・・・
そんなことない! と反発して欲しいですね。
みなさんの留学は、本当に、本当に貴重なものなのです。今の日本には、皆さんのように一度自分の人生を自由に生きることを、そして、異文化の中に暮らす体験した人たちのエネルギーが、声が、考え方が、創造性が必要なのです。
思い切って、縮んでしまうことなく、思う存分、自分の生き方、自分の声を出して欲しい!
人生は、一度しかありません。地球上のどこにいても、これが自分の生き方だというものを、そして、自分にしかこの生き方はできない、というものを思う存分出してください。
大学での学問に、就職活動に、そして、会社での仕事に、自分以外にはできないことを、自分の心が本当に望むことを、そして、留学したからこそできることを力強く出していってください。
皆さんの毎日に、そして、未来に、私の心からの応援を送ります。
Live your life fully! You are the only one in this world and you live only once.
Lots of Love」