SRC Camp

投稿日:2012年3月19日

SRCの合宿です。

今日と明日の2日間にわたって、リーダーになるための研修をします。

参加者は、7年生から11年生までの各学年から選出されてSRC-School Representative Council(日本の生徒会のような組織)のメンバーになった生徒たちです。

ICETからは、11年生にツバサ君とユリナさん。10年生にセイヤ君とユリエさんです。

午前中には、チーム・ビルディングのための活動として、新聞紙でドレスを作り、ファッション・ショーをするというものがあり、とても楽しかったようです。写真が無いのが惜しいです。

  

SRCの目的は? ビジョンは? どんな活動をすればいいのか? みな、真剣に議論し、真剣に耳を傾けています。写真のグループは10年生と7年生。写真には写っていませんが、右側のほうには7年生たちがいます。

10年生の勢いに圧倒されながらも、7年生も必死にいろいろな意見を述べます。まあ、みんなよく話すこと!そして、意見を言うこと!

これは、通常見る日本の若者たちとの大きな違いです。普段、日本人の生徒たちの間では、日本語であっても、ディスカッションを求められている場であっても、誰かが意見を言い、それに続いてまた意見を出し、そこからどんどんと議論を広げていくと言う場面は見られません。

個人的に仲良しの数人であれば意見交換をすることがあっても、公の場で意見をたたかわすということがあまり起こりません。隣の人との意見交換はいくらでも起こるのですが、全体への貢献を求められた瞬間に声を引っ込めてしまうようなことも多々あります。

ディべートのような形でお膳立てし、その前に十分なリサーチをしたことであれば、意見をたたかわすこともあります。でも、そこまで至るには、かなりの時間を必要とします。

どうしたら、日本人の若者たちが、母国語において、発言能力をつけることができるのか、これは、本当に大きな課題です。英語での発言ができるようになるためには、まずは、母国語でそれができないと。

誤解しないでください。私は、SRCのメンバーの批判をしているのではまったくありません。今日、参加していた4名は、おそらく頭の上を飛んでしまっている早口の英語での議論の中に混じり、本当に熱心に耳を傾け、そして、アクティビティになれば、120%の努力を注入していました。申し分ない参加ぶりであり、その姿勢は、褒められるべきものです。

私がここで述べているのは、通常の、日本人の若者の状態のことです。だから、今日のような場に足を踏み入れると、オーストラリアの若者たちの発言力や行動力や威力に圧倒され、その違いがどこから来るのか考えざるを得なくなるのです。

  

コメントをどうぞ

お名前(必須)

メールアドレス(必須)

URL

ブログトップへ戻る