時の流れ
投稿日:2012年4月1日
1時間時計がずれただけなのに、夕方が早くきてしまったような気がします。
あっという間に暗くなり、そして、夜の時間が長くなったように感じるのはおもしろいものです。時間の感覚、そして、自然との交わりは、いとも不思議なものに感じられます。
間に日曜日が1日はいっているので、明日、学校に1時間早く来る生徒はいないことでしょうが、スポーツをやっている生徒たちには、体になんらかの影響があることでしょう。
サッカー、バスケットボール、野球、バトミントンなど、みな熱心に試合に臨んだり、練習したりしています。
バドミントンは練習するところがないのですが、ほぼ毎日のように体育館を使わせて欲しいとやってくるICETの二人の男子生徒たちに、最初はNoを出していたDHSの体育の先生たちも、その熱心さに打たれたようです。「監督の先生がついていればいいよ」と。
予定されていた先生グループとの対抗戦はなかったようですが、いつかに備えて、一生懸命練習しているようです。でも、せっかく場所が確保できたのに、シャトルが天上の梁に連続で上がったままになり、登る梯子もない、練習もできない。どうしていいのかわからないほどに悔しかったようです。
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良いニュースが届きましたので、ご紹介します。ICETに留学し、今年、大学を卒業した若者のお母さんからです。
大変ご無沙汰をしております。在学中は本当にありがとうございました。
おかげさまで、この春、無事に国際基督教大学を卒業し、リクルートに就職することができました。大学では専門学校に通いながら、日商簿記検定1級を取得し、英語も話せるということで、就職氷河期と言われながら、キャノンや富士重工など多数から内定をいただくことができました。
その中から自分に合ったリクルートに決め、東京本社で経理の仕事にあたることになりました。今無事に今日の日が迎えられたのはICETの先生方の支えがあったからと感謝しております。
本当にありがとうございました。ICETの今後益々の発展をお祈りしております。」
留学していたのはもうずっと前のことですのに、こうして大学を卒業し、就職が決まったことをお知らせいただいたのは、なんとも言えなく嬉しいことです。
留学という普通とは違う道を選んだ若者たちには、将来どういう道を歩むことになるのか、現在留学中の生徒たちには大きな関心ごとです。先輩の歩みは、大いに参考になるものです。
英語は単に道具に過ぎないので、社会に出る際には、「英語+何かの専門性」があるということが極めて大きな要素になってきます。この学生の場合には、簿記という専門的な技術を備えました。そういうことが、働く段階になると大きく物を言うことがよくわかります。
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今日は、ミャンマーでは選挙が行われています。
アウンサンスーチー氏の当選は、間違いないようです。今回は、bi-lectionということなので、補選選挙のようですが、仮に将来、彼女の引張る党員たちが全員当選しても、議会の軍人たちの数が圧倒的に多く、政治的な力はあまり発揮できないと見られているようです。
しかしながら、彼女が再び政治の表舞台に立つことは、南アフリカでネルソン・マンデラ氏が大統領になった時と同じくらい大きな意味を持つもののように感じられます。
人間は、どの時代に、どの国に、どのような形で生まれるかによって、運命は、様々に変わるものであることを感じることが多い日々です。