休暇はおしまい

投稿日:2012年4月21日

2週間のEaster Holidayは、今日でおしまいです。

早く学校に戻りたい人。まだ、お休みであって欲しい人。

いっぱい遊んだ人。まだ、やりのこしたことがある人。退屈してしまった人。

みんな様々です。生徒たちから直接の連絡を受けている限りでは、みな、とても元気そうです。

明日は集合。あさってには、Canberraに出発するので、その用意です。

ESLの先生たちから、休暇中の宿題が出ています。私からも出ました。内容は、キャンベラについて、どんなトピックでもいいのでひとつ選んで、みんなとシェアできるよう調べてくること、というものです。どんな内容のものが出てくるでしょう。楽しみです。

今回は、4人部屋のキャビンに別れて宿泊します。それぞれのキャビンにキッチンがあり、トイレとシャワーがあります。

そこで、各部屋に予算が与えられ、その予算の中で、3回の夕食、3回のランチ、3回の朝食のメニューを考え、自分で材料を買い、自分たちで料理します。もちろん、ショッピングの場所などの心配は要りません。お金が余れば、グループで何に使っても良し。足りなければ、自分のお小遣いでお腹を満たさなければなりません。足りなくならないよう、十分な額が手渡されます。

お金を上手に使うためには、コミュニケーションを図らなければなりません。グループの中でも、また、他のグループとも。できるだけ材料が余らないようにし、お互いに助け合い、そして、食べたい物が食べられるように工夫しなければなりません。

休暇前にその案が持ち出された際には、「エェェェ!!」という驚きの声があがり、「料理なんてできない」「外食すればいいか」などの声も聞こえましたが、休暇が終わる今になると、「クッキングが楽しみ」「自分たちの好きなものが作れるのが嬉しい」「もう、メニューができた」「いつショッピングに行けますか?」というような声が聞こえてきます。

あとは、実際に、どれだけ、予算内で上手に賄えるか、そして、毎食の準備の協力ができるか、です。

明日は、1年組のみんなに会えます。元気な様子をお伝えすることができると思います。(また、公開ボタンを押してないことに気が付きました。これは、もう昨日の話となりました)

以下は、全く違う話題です。

今日、Facebookの模様替えをしました。二重になりますが、グログでも、この写真をご紹介します。

チルチルとミチルが幸福の「青い鳥」を探しに出る物語は、どなたも子どもの頃に読まれたことがあると思います。

この写真の青い鳥の名前はミソサザイ。日本語名はなんとなく冴えない名前なのですが、英語では、Splendid Fairy-wren(華麗な妖精)という形容詞が付いています。

ある日、自分の存在についてとても大事な話をしている時に、どこからともなく青い鳥がシュッと降りてきて、ピコピコとはねながら、土の上の餌をついばみ始めました。あまりにもきれいなその色にしばらく見惚れました。絶好のシャッターチャンスと思っても、動いたら逃げて行ってしまいそう。

小鳥は、時々私のほうに顔を向けながら、そこに留まっています。思い切ってカメラを取りに行き、いないのを覚悟で戻ってきたら、いたいた、まだ、そこに留まっていました。

「Animal Dreaming」という本によると、ミソサザイは、「知性」「心の強さ」「忍耐」「挑戦に向かう野望と勇敢さ」などの象徴として、いろいろな文化や国の童話や寓話に出てくる鳥なのだそうです。また、西洋にとっては、東洋から、「光明」「洞察」「知性」などを運んでくる鳥で、「知る」能力を体現化したものがこの鳥だということ。

話しの内容は突飛でも、自分にとっては極めて重要なことだったので、その瞬間にこの青い鳥の訪問を受けたことは、私にはとても大きな意味がありました。「キミの考えていること、感じていること、それを信じて大丈夫だよ」と言われたように感じたのです。

私たちには、迷う瞬間がたくさんあります。どちらが正しいのか、どちらが正解なのか。心と頭が時に違うことを言います。頭で考えることと心で感じること、そして、自分の口から出てくる言葉が全部一線にきれいに並んだ時、それが正解であり、情熱も心の平穏もその3つが合致している場所から生まれてくるのだと思います。

メーテルリンクの青い鳥は、「幸福は外ではなく内にあるもの」とチルチルとミチルに教えています。

訪問以来、この鳥は、私のデスクトップの隅にいつもいます。皆様にも、「青い鳥」をお届けできればと、Facebookでの新しい顔としてこの写真を選びました。

 

 

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