Canberra 2
投稿日:2012年4月26日
2日目は、2班に分かれました。
1班は、旧国会議事堂内をガイドの案内で周り、その後、Mt. Ainsley(アインズリー)という展望台に。そして、ランチに集合し、その後は、国立戦争記念館に。
2班は、その逆のコースを回ります。ガイドの説明を聞くためには、15人あたりがちょうど良い人数です。
旧議事堂では、首相の執務室、プレス・ギャラリー(新聞・テレビ記者たちが議事を見学するところ)、ニュースを発表するところなどを見学。
ここには、おもしろい話がたくさんあります。この建物には、女性用は事務官たちのものしかなく、それも建物の外。インディラ・ガンジー大統領の訪問に際して急遽首相執務室の中に設置したという女性用のトイレ。歴代の首相たちは、国立美術館から、より取り見取りの絵を執務室に飾ることが許されていたのに、最後のホーク首相は、たった1枚の絵、それも、とても寂しい絵しか選ばなかったことなど。生徒たちは、最高裁判所の判事たちが着ていた洋服を着させてもらいました。
戦争記念館と議事堂は、1線に結ばれています。(上右の写真)。戦争記念館の泉は、建物全体が水に映るようにできています(写真真ん中)。
Reflectiion(反映、反省、思い出す)ということをテーマに建造されたものということ。思い出すのは、もちろん、過去に国のために命を捧げた人々、犠牲になった人々です。すばらしい発想の見事なデザインです。
無名戦士の廟があります。ここは、キャンベラを訪れる各国の元首たちが必ず訪問するところだそうです。廟の中を飾るモザイクは600万個。床に無名戦士の墓があり、視線を天に誘うために、4本の柱が立っています。これは、地、水、火、風の四大を表しています。視線が上に向くと、そこは天界。そこから24時間無名兵士を照らしている灯火があります。