URA Forum 7
投稿日:2012年7月6日
オーストラリアは多文化多民族の国として知られています。
フォーラムの参加者のそれぞれの文化背景は、どのくらい違うのでしょうか?
ある生徒は、お父さんはフランス系フィリピン人、お母さんは英国人、自分はオーストラリアで生まれたのでオーストラリア人だと言います。家族の歴史をたどったら、さぞかし興味深いことでしょう。
レバノン、トルコ、英国、イタリア、フランス、韓国、トンガ、アボリジナル・オーストラリア、ルーマニア、クロアチア、パレスチナ、チリ、サモアなど様々な文化背景を持っています。
「日本人の生徒たちと過ごす機会に恵まれたことを嬉しく思う。そうでなければ、日本という国にこんなふうに興味を持つことはなかったかもしれない。それだけでなく、同じシドニーにいても、学校が違うだけでこんなに雰囲気が違うものかと本当に驚いた」 by Jessica
宿舎では、各学校からの生徒を数名ずつ一緒に一部屋で過ごすように組みました。いろいろな人々と混じるためです。
男 子は、何も言わず、そのまま受け入れ何の問題もなし。一方女の子たちは、「自分の友達と離れてしまった。友達がいないと眠れない」とか、「移動する生徒た ちがいて、違う学校の人たちだけと一緒になりそう」と落ち着くまでに一騒動。ICETの生徒たちも、「ヘアードライアーを使うのに支障があるから部屋を替 えたい」とか・・・
元に戻されて、翌朝には、
「こんなふうに仲良くなれるなんて思わなかった。最初は不安だったけれど、知らない人たちと組んでもらったことを有難く思う」というコメントもありました。
文化背景が違うと、違う文化の人々と慣れるまでには、ひとつの壁を越える必要があり、その壁を越えたら違う世界があることが実感するためにはやってみるしかないことを物語るような経過でした。
「地域性、社会的経済性、家族構成などによってライフスタイルが違うことを知って自分の理解がより豊かになった。違う学校からの生徒と同じキャビンで交流する体験は本当にすごい。新しい人々に会い、交流し友達になる。とっても豊かな経験になった。
文 化の違う人たち、違う価値観や信念を持つ人たちがこんなにもたくさん集まるフォーラムがすごく気に入った。『スカーフを被った女性たち』(イスラム教徒の 女性)には今まで出会ったこともなかったし話したことも無かった。でも、スカーフを被った女の子は、今まで自分が出会った人々の中でもっとも魅力的で、ド ラマチックなのにそれがものすごく面白い性格の人で、それがよく理解できた。
同じ学校にいるICETの生徒たちとも親しくなることができ、本当にリッチな体験ができた。」 by Mel