十代とソーシャル・メディア

投稿日:2012年7月9日

私が十代だった頃の「エンターテインメント」といえば、外で遊ぶか家で本を読むか、許されればテレビを観るかというのが日常でした。テレビが一挙に世界への目を広げ、憧れをもって画面に魅入ったものでした。

映画館に行くなんてことがあれば、もうワクワク。とてもとても特別なことでした。学生どうしで行くということは、高校生の頃には許されていなかったのですから。展覧会があって東京に行くということにでもなれば、もうまるで外国に行くかのような感覚でした。

今はどうでしょう? PCの画面ひとつですべての物が得られます。24時間いつでも。何でも。

現 在十代になる子どもたちは、小さな頃からコンピューターと生活を共にしています。中には、PCから離れられない子どももいます。ましてやiPadや iPodのようにベッドの中まで持ち込み可能なものまであります。 そうなると機械が常に自分の体に密接したところにあることになります。

あ る留学生が、しっかりと勉強したいのでiPodを預かって欲しいといってきました。手元にあればコントロールが難しいというのです。この一件は、私に、そ の生徒に対して敬意を抱かせる結果となりました。なぜなら、そこまで難しいことを一念発起し、勉学に専念する決心をしたのです。

そのテクノロジーを十代の生徒たちはどう見ているのでしょうか。以下、フォーラムからの抜粋です。

 

テクノロジーとソーシャル・メディア

Q:  最後に自分のプロフィールや通知をチェックしたのはいつですか?

A: フォーラム参加者にアンケートを取ったところ、多数が少なくとも1日に一度はチェックしているとのこと。

 

 ソーシャル・メディア

• ソーシャル・メディアとは、他の人々と交流するのにテクノロジーを使うこと。たとえば、電話、インターネット、ラジオ、ゲーム・システム(Xbox  live)のような。

• 今日のテクノロジーは、人々が会話を構成してコミュニケーションを図る方法や、物事をより早く分かち合うための自信や能力を培う方法を変えてしまった。

• Xboxにスイッチを入れるのと同じくらい簡単に世界中の人々と繋がることができる。

 

ソーシャル・メディアの利点

• 遠くにいる親戚や友達と大した努力なしにすぐに繋がることができる

• オンラインのゲームで、家族と友達と競争して遊べる • 最新のニュースや情報が入手できる

• 自分の意見を言える

• シェアしたい写真や体験を掲載できる

 

ソーシャル・メディアの難点

• テクノロジーを使いすぎると、人の表情や見て笑顔や気持ちを感じながら実際に会話を持つ感覚を忘れてしまい、それが奇妙に感じられるようになる

・電話とコンピューター 利点 • どこにいても人と繋がることができる

• ゲームやチャットなどエンターテイメントの価値がある

• 個人的な関心や学校の学習プロジェクトのためのリサーチなどすばやく幅広い情報を得ることができる

• いろいろな方法で情報を提供できることを可能にする

 

難点

• 時間をかけすぎ、睡眠にまで影響がある

• 顔と顔を合わせての会話は無料なのに、ソーシャル・メディアは高くつく

 

Q: テクノロジーによって、われわれが人と交流する方法は変わったか?

• 87%のティーンがコミュニケーションのために電子機器を使う • あるリサーチによると、13人に一人がFacebookのアカウントを保有し、そのうちの半分はティーンである

 

知っていた?

• Facebookのアカウント数は、世界人口の数よりも多いんだって • Facebookの歌が3つあるから、家でチェックしてみて。キャッチーだよ!

「ねえ、最近どうしてる?」 「僕のツイッター、読んでないの?」

以上、フォーラムでのプレゼンテーションの一部です。

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