PCの技術
投稿日:2012年7月23日
今日は、久々に9年生のCAPDの授業がありました。
元気なこと!
「現在の若者の関心事」について何かトピックをひと つ選び、それについてのプレゼンテーションをするというのが、休暇中の宿題のひとつでした。URA Forumのトピックの中から選んでもいいことになっていたので、今日実施した生徒たちは、ほとんどがそこからトピックを選んでいました。
パワーポイントの使用もそれに限らないという条件だったのですが、これも全員がPCを使用していました。
み な、映像の作り方がとても上手です。写真や文字やグラフィックスを組み合わせ、特に、グラフィックスは専門並みに凝ったものもありました。中には、日本の 漫画本の主人公の言葉にして表現したり、音声を上手に組み合わせたり・・・・ さすがに2012年に生きる若者たちです。
見る人たちをどうびっくりさせるか、感動させるか、ということもしっかり計算済みのようです。内容の深さよりも、そちらの方に重点があったのでは(笑)
いずれにせよ、簡単に映像を作り上げ、それを通してこれだけみんなで楽しむ感覚は、去年までの感覚とは少し違います。先週の火曜日に10年生と11年生1年組のCAPDでのプレゼンテーションでも、みんなが合同で楽しむという感覚がありました。
す でにいろいろな教科で学習方法は従来のものとは大きく違ってきています。特に、オーストラリアの場合には、元々授業の主体は生徒、先生はそれを上手に動か す人という役目という形で授業が行われている教科がたくさんあり、そこにさらにPCの使用を促進しているので、生徒の学習はますます生徒が主体となりま す。
日本のように、先生が主体で教え、生徒はそれを受けるという形とは正反対に違います。だからこと、生徒の主体性というものがとても重んじられるのでしょう。
成績を訳している中で、英語がわからなくても必死に努力している様子が先生のコメントに浮き彫りに出てくる場合には、本当に感動します。言葉がわからないということは、とても辛いことです。スイッチオフするのが一番簡単です。でも、それをしたら伸びません。
わかってもわからなくても、ともかくも一生懸命耳を傾ける、わからなくても一生懸命やるという姿勢を維持するからこそ、伸びてくるわけです。
あ る時、こんなことがありました。シドニーから80キロほど離れたところにたまたま一人で留学していた生徒が、「ディスカッションに入りたくても入れない」 「わかるようで本当にしっかりとはわからない」と自分の様子を嘆いていました。DHSにしばらく来て、ICETのESLの授業に入りました。
「シナプスが動いた。繋がった!! 授業でやっていることが全部わかった!! ああ、なんていう感動!!」と本当に嬉しそうでした。数ヶ月ぶりに、聞いていることの全容がわかった、と喜んでいるのです。
まだ、授業のすべてがわからなくても、自分が掴み取るという姿勢で一生懸命やっていたら、必ず、わかるようになってきます。自主性を発揮している生徒は、間違いなく伸びるのです。
でも、時間がかかるのですよね、言語の習得は・・・
前半期は序盤戦、試合はこれからです。
みんな、がんばれ!!