能力は努力が生み出すもの

投稿日:2012年8月18日

留学が始まって、そろそろ7ヶ月。

勉学に努力する全体の足踏みがようやく整ってきました。まだ、宿題を忘れる生徒もいますが、それもほぼなくなり、止むを得ない事情がある場合にはそれを申し出るという習慣も付いてきました。授業での集中度も高くなってきました。

学問が楽しいものであるということが体感できると、勉強しようという意欲も湧いてきます。あと4ヶ月、猛烈な勢いで勉強してほしいと思います。何を? 日本にいたらできないことを。

岡山学芸館高等学校から来ている生徒たちは、学校から、8月24日のオープン・スクールのためにこちらでの様子を紹介するものを作ってほしいという依頼に応え、ここ数週間、そのための撮影にがんばっていました。ほぼ毎日放課後に残り、インタビューしたり、選択教科の先生がたにお願いして授業風景を撮影したり、いろいろな場面の挿入を考えていたようです。

先週から編集に入ったのですが、その作業も、限られた時間内で作業し、セイブしたものがセイブされていなかったり、一旦電源を切ったら作業内容が消去してしまうというPC機能だったり、と様々な苦労を重ねています。それでも、冷静に沈着に淡々と作業を進めている様子にはただただ感心するのみです。

今日は、リカさんとシュウ君が学校に来て、URAフォーラムのジャーナル編集に同じく作業を重ねているミホさんと一緒に、何時間も熱意を注ぎ込んでいました。

午後には、日本から研修に見えた卒業生、芝原眞子さんと朴那梨さんとの4年ぶりの再会。

高校生として留学してきた最初の日にシドニーでオリエンテーションのために宿泊したCollaroy(コラロイ)のビーチハウスの前に立って、当時の感慨に浸った二人。

月曜日から、ICETで研修に入ります。将来の道を決めるために、4年前には一面からしか見えていなかったことを今度は違う裏面の、そして、複数の角度から見てみたいという二人。2週間の研修の様子は、眞子さんと那梨さんのそれぞれの言葉と表現で、月曜日から、皆様にお届けできることと思います。

4年という月日の二人の卒業生の成長ぶりに目を見張りました。

 

先日のDay of Hopeのひとつのトピックは、2つでした。

人生に目的を持ちなさい。そして、大きな夢を持ちなさいということでした。

どうするのか?

1           Plan it in a good soil.

                良い環境の中で、良い夢、良い目的の種を植えなさい。

2           Water it.

                Glass is always greener on the other side. 人のしていること、人が持っているものはいつも自分のものよりもよく見え  る。でも、本当にそうだろうか? 違うよ。

                Glass is greener when you water.

                自分に水をやり与えたら、キミの持っているもの、していることは、もっと瑞々しくていい 自分が育ってくるよ。

3           Weed it.

                自分はダメだ、こんなことできない。到達するはずがない。。。。否定的な考えが入ってきたら取り除く。

4           Season it.

                あまりにもたくさんの人たちが、ちょっと難しくなるとあきらめてしまう。

                  暗いとき、沈むときがあれば、必ず、また光が差してくる。季節も、感情も、気持ちも、   人生も、みな、同じ事が続  くのではなく、いろいろなことが巡ってくる。だから辛いこと、 悲しいことがあっても、あきらめないこと。

5           Enjoy it!

                その実りの恩恵を得るのは、あなた自身。

今年の生徒たちには、毎月の月の動きと一緒にこの希望、夢、志の種を植えるということをしてきています。思いついた時ではなく、毎月、新月に目標を設定し、満月でその達成を確かめ、そして、下弦の月になっていく過程で、邪魔な想念、要らない余計な重荷を切り捨てていくという作業です。もっとも、それを継続している生徒は少数なので、そこは、惜しいところです。月とか星座とかギリシャ神話との関連とか使っている絵が縁遠いものなのかもしれません。

今日は、たまたま新月です。自分の志や目標を鮮明にしてほしいときです。努力がなければ目標は叶いません。でも、目標がなければ努力を向けるところはありません。少なくとも、全体が燃えてきているということは、最後の目標に向けてがんばり始めているといっていいのでしょう。

 エジソンの「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」という言葉通りです。留学に注ぐ努力が大きければ大きいほど、得るものが大きいのは言うまでもありません。

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