Once in a Blue Moon
投稿日:2012年9月1日
今日から9月。
暦の上では、シドニーは明日から春です。そして、昨夜は、Blue Moonと呼ばれる満月でした。
英語には、once in a Blue Moonという表現があります。普段起こらないようなことが起こったり、稀なことがあったりする時に使います。
それは、太陽暦の1ヶ月の中に二度満月が起こると、その二度目をBlue Moonと呼ぶ風習から来ているようです。実際に、月がブルーに見えるというわけではないようです。
なぜ、Blue Moonと呼ぶようになったかについては、調べてみるといくつか説があるようですが、私が関心を持ったのは、infopleaseというURLにあった説明です。
そこには、こんなふうに書いてあります。
「The Oxford English Dictionary (英語辞典の中では最も権威あるのとされています)によると、a blue moonに関する最初の記述は、1528年のことわざである。
月が青いと言われたら、われわれは、それが正しいに違いないと信じてしまう。
あり得ないことでも、人間は、それが本当だと言われれば、真実だと思い込む、という途方も無くこっけいなことを言う表現として使われたようです。ありえない、という意味で。
それが19世紀になって、決して起こらないという意味で、until a blue moonと表現が使われるようになり、そして、現在の時々稀に起こるという意味のonce in a blue moonに変化してきた。でも、決してないという意味から、時々稀にはという意味に変化した過程はわからない」と。
いずれにしても、言葉の変遷とそれに伴う意識の変遷は興味深いものです。
前置きが長かったのですが、それほどに、特別な月であれば、特別な願いを月に送り届けてほしいのです。
1年組みには、ここに夢を見つけるために留学してきたという生徒も少なくありません。2年生組みは、将来の展望が段々と明確になってきているようですが、でも、まだまだたくさん模索をしています。時間は十分にあるのです。3年生組みは、もう次の方向性がしっかりと見えてきています。
夢も志も理想も、それをビジョンにしてこそ叶います。
たくさんの夢があって選択ができないという場合もあるでしょう。たくさんの夢があったら、そのひとつひとつの夢に形を与えてみたらどうでしょう。具体的にどんな絵が描かれるのか。そこにどんな自分がいるのか。どんな環境で何をしているのか。周りにはどんな人たちがいるのか。自分がどんな能力や技能を備えているのか。自分が何を体現しているのか。自分の周りにどんなことが具体的に起っているのか・・・
そんな絵を描いているうちに、徐々にそれが自分のものとして実際に感じられるようになり、心の中に燃えるものも感じられるようになるのでしょう。
月に向かって、自分の夢をたくさんたくさん送り、たくさん願い事をしてください。自分の夢を叶えるために。