留学の成功の80%は事前の準備にあり

投稿日:2012年11月2日

昨日からの続きの記事です。

12月には、現在の2Lの生徒たちが帰国します。彼らが持つ、莫大な活力を感じ取っていただきたいです。その活力は、日本と言う静かな文化に戻り、そして受験を主体とする高校3年生という立場に切り替わったところでじきに違う種類のものと変わっていきます。その持ち帰る莫大な活力が受験勉強の邪魔となるという見解ではなく、むしろ、それを活かすための支援と環境があることは極めて大事なことです。学芸館だからこそ、できうることです。

 お子様の出発までに3ヶ月を切りました。今しかできない大事なことがいくつかあります。

  • 親子の会話の時間、一緒に活動する時間をできるだけ持つ
  • できるだけ家の手伝いをする
  • 今学校でしている学習に熱を入れる
  • 社会のニュースに耳を傾け、家庭の中で話をする
  • できるだけ英語力を付ける

 親子のしっかりとしたつながりがあれば、ホストとのつながりは比較的らくにできます。

手伝うことで「立場」「責任」「気付き」などを学ぶことができます。今している学習に集中することができれば、留学してからも学習に取り組めます。社会に起きていることに関心を持てなければ、国際的な視野など養うことはできません。留学の出発時点で高い英語力を持てばもつほど、留学生活で得られる収穫は大きくなります。

 留学の成功の80%は、準備にあります。あとの20%は、オーストラリアに着いた瞬間から思い切り現地の生活に飛び込むことです。

 現行の2Lの生徒たちは、めざましい成長と進歩を見せています。国際的な視野を広げていることだけでなく、グローバルの環境の中で異なる文化背景を持つ人々と毎日の生活を繰り広げています。

 グローバルな舞台で活躍するための英語力の向上はめざましいものがあります。高校生でここまでやるかという極めて高いレベルに達している生徒たちもいます。そのレベルになると、英語が自分の言語として日英の両輪が可能となってきます。1年間を通して特別な英語の授業を受け続けていますので、表面的な流暢さだけではなく、文法的、構文的、正しい用法の知識をしっかりと基礎に備えています。受験勉強の中ではその価値はあまり出てこないかもしれませんが、彼らが大学に行った際に、英語での講義が聞ける、英語のエッセイが書ける、そして、自分の活動範囲を世界に広げることができるという形で活きてきます。

 なによりも、全員が自分に対して「自信」を持っています。そして、輝いています。

 出発は、1月22日に決定していると理解しております。残りの2ヵ月半、待ちきれない思いでしょうが、基礎をしっかりと積み上げる期間としてください。準備に関しては、ブログに徐々に掲載していきますので、ぜひとも、時間を作って読み込んでいってください。

 帰国が近づいている2年生を思うと別れ難い気持ちですが、同時に、来年1月の新しい出会いを楽しみにしています。

 以上が、来年度に留学する生徒たちと保護者の皆様にお送りした手紙です。現行の生徒たちにも、去年同じことを伝えました。事前の準備をしっかりとしてきている生徒たちは、準備を怠った生徒たちよりは、新しい文化の中での着地は遥かに余裕を持てたものであったはずです。そして、1年間の進歩も大きなものだったことでしょう。

どうぞ、忙しいことを口実に、「準備してこなかった」という状態で留学に出てきてしまうことがないよう、お願いいたします。

 

コメントをどうぞ

お名前(必須)

メールアドレス(必須)

URL

ブログトップへ戻る