先輩の訪問
投稿日:2012年11月6日
第三期生の訪問がありました。
18年前、Gosford HSに通った志保さんです。
6年前にWorking Holidayのシステムを使って、オーストラリアに舞い戻ってきました。Working Holidayというのは、日本政府が、カナダ、オーストラリア、フランス、ドイツ、イギリスなどの国々と若者の国際的な交流と活動範囲を広げるために設けたシステムで、30歳までならば、1年間働きながら、そして、自由な時間を楽しみながら、ビザを申請した国で暮らすことができます。
特に資格が要るわけでもなく、自分で働けるので衣食住はなんとか賄えます。学校で勉強することもOKです。オーストラリアには、この制度を使って、大勢の日本の若者がやってきます。
通常は1年ですが、オーストラリアの場合、ファームで果物のピックの仕事を3ヶ月すると、もう1年の滞在が許されます。志保さんも1年の滞在のつもりで来たようですが、滞在を2年に延ばしました。最初の半年は、手始めにICETの仕事に従事したのですが、ここで改めの当時の彼女の大きな貢献に感謝します。2年目の最後に勤務した会社が4年の就業ビザのサポートを提供しました。極めて稀なことです。彼女の問題解決能力やコミュニケーション能力、人柄、進取の気質が極めて高く評価されたということです。
そして、あっという間に過ぎてしまった4年。この機に一度日本に転居するということで、今日は、DHSで始まったここでの6年の生活をDHSで締めようと、現行の留学生たちに体験談をしに来てくださったものです。Gosford HSでの生活も楽しんだけれども、まだ、留学制度が始まったばかりで試行錯誤の最中。現在のようなICETの生徒たちが持っているサポート体制、ESLのレッスンが本当に羨ましいし欲しかったと先日ポロッとこぼしていました(そういう先輩たちの体験に基づいて、今の体制ができてきたのです)。
Working Holiday Visaの話しはみんな興味津々。将来の夢がぐっと大きく広がったようです。志保さんが留学後に旅した国は50国になるということ。仕事の合間に、いろいろな国に飛んで行く。そして、日本に戻った後に仕事を探すのは世界のどこでもいい、というスケールの大きさ。まさに、グローバルの時代に育った若者の生き方のひとつと言えそうです。しかし、そこには、今の瞬間をいつの時でも最大限に活用し大事にするという姿勢が必要です。
現行の生徒たちも、今100%の注入ができなければ、明日も、1年後も10年後も100%の注入はできないでしょう。明日をではなく、今はどう生きるかが大事なのです。今の学習は必ず明日の基礎となります。
現在留学中の生徒の中に、志保さんのかつて同級生だった方のお嬢さんがいる、ということで、対面がなりました。
ICETには、卒業生の弟、妹になる人たちの留学が多いのですが、遂に二世目、二代目に突入したわけです。これをどう解釈したらいいのでしょう(笑)